16年ぶりにトヨタ新型「クラウン エステート」登場!? ランクル並の全長5m級で「ラージSUV化」 2023年に発売へ

トヨタの老舗高級車ブランド「クラウン」が2022年7月15日、フルモデルチェンジを果たしました。4つのラインナップを用意するなどこれまでになく力の入った刷新ですが、久しぶりの「クラウン エステート」復活も大きな話題を呼んでいます。

16年ぶりの復活へ! 懐かしいネーミング「クラウン エステート」

 2022年7月15日、トヨタは「クラウン」をフルモデルチェンジし、新たに4つのラインナップを揃えることを明らかにしました。
 
 そのなかで、2007年の生産終了からおよそ16年ぶりにネーミングが復活するのが新型「クラウン エステート」です。新たに登場するエステートとはどのようなモデルなのでしょうか。

2022年7月15日に行われたトヨタ 16代目「クラウン」発表披露会で初公開された新型「クラウン エステート」
2022年7月15日に行われたトヨタ 16代目「クラウン」発表披露会で初公開された新型「クラウン エステート」

 16代目となる新型はこれまでとイメージを大幅に刷新。今秋発売予定の「クラウン クロスオーバー」を皮切りに、2023年以降「クラウン スポーツ」「クラウン セダン」「クラウン エステート」の3モデルを順次発売し、4モデルで新型クラウンシリーズを完成させる予定です。

 トヨタの新型クラウンスペシャルサイトには、先行発表されたクラウン クロスオーバーを中心に、今後登場予定の新型クラウンシリーズ 3モデルについても紹介。

 2022年7月現在、3モデルそれぞれの外観画像とボディサイズ(開発目標値)が公開されています。

 そのなかでもひときわ注目度が高いのが、およそ16年ぶりのネーミング復活となる新型クラウン エステートです。

 公式サイトでは「大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なラージSUV」と記され、ボディサイズは全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mmと案内されています。

 例えばトヨタの大型クロスカントリーSUV「ランドクルーザー300」(ランクル)のボディサイズは、全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mm、ホイールベースは2850mm。

 メーカーみずから「ラージSUV」と呼ぶ新型クラウン エステートも、全高以外はランクル並みの堂々たるサイズであることが数値のうえからもわかります。

 ラージクラスであること、外観上もスクエアでゆとりを感じさせるキャビンスペースなどから、3列シートレイアウトの可能性も期待されます。

 7月15日の報道発表会でトヨタの中嶋 裕樹 ミッドサイズ・ビークルカンパニー プレジデントは、新型クラウン エステートについて次のように紹介しています。

「機能的なSUVとして、大人の雰囲気で、余裕のある走り、アクティブライフを楽しんで頂けるモデルです。後席はフルフラットデッキにもなり、まさしくワゴンとSUVのクロスオーバーとも言えるでしょう」

 ただし2022年7月現在、内装の画像や搭載されるパワートレインといった情報は一切明らかにされていません。今後の追加情報に期待したいところです。

※ ※ ※

 そんな「クラウン エステート復活」に対し、SNS上では早くも賛否両論の声が飛び交っていました。

 クラウン エステートの名は、かつて11代目クラウンで2007年までラインナップされていたステーションワゴンモデルにつけられていたもの。

 久しぶりの復刻に対し「懐かしい」「復活うれしい」「お帰りなさい」などと、往年のモデルを知るファンを中心に歓迎する声がみられます。

 ただ実車の画像を見た一部のファンからは「これじゃない感」「想像とちがった」「ステーションワゴンがよかった」「別物です」などと、期待に反したとする声もあがっていたのも事実です。

 一方で「カッコいいから良し」「これはこれでイイ」「ぜんぜんアリ」「SUV化は当然の流れ」などとする声もあり、華麗なる転身に戸惑いつつも、全体としては肯定的な意見が多いようです。

 新型クラウンのうち、今後登場予定の3モデルについては、7月15日におこなわれた報道陣向けの発表披露会に展示されたものの一般には非公開なことから、実際の車両を見た人はまだ多くありません。

 今後実際に目に触れる機会があれば、当初の印象も変わるかもしれません。

※ ※ ※

 クラウン エステート以外のボディサイズも比較してみましょう。

 先行発売が決まっている新型クラウン クロスオーバーは、全長4930mm×全幅1840mm×全高1540mm、ホイールベースは2850mmです。

 対してミドルSUVの新型クラウン スポーツは、全長4710mm×全幅1880mm×全高1560mm、ホイールベースは2770mmと、車幅と全高以外は少しずつサイズダウンしていることがわかります。

 4枚ドアでフォーマルなスタイルの新型クラウン セダンは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mm、ホイールベースは3000mm。

 ちなみに先代のクラウン(15代目・4ドアセダン)は全長4910mm×全幅1800mm×全高1455mm、ホイールベース2920mm。フルモデルチェンジを機にかなりサイズが拡大しています。

 このように新型クラウンは、ボディサイズで比較しても4モデルそれぞれの個性が感じられるバラエティに富んだラインナップとなっていることがわかります。

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4件のコメント

  1. クロスオーバーは立体駐車場に入るのに
    それより横幅太くてで背高で駐車場に入らないとかもはやエステートが存在する意味なくね?
    普通にセダンの車内空間とトランクを繋いだ
    前半分はセダン流用の正統派ステーションワゴンにしろよ

    こんなの駐車場に入らないヒンジドアミニバンだ

    • ほんと同意
      背高は構わないけどあんなのエステートじゃない
      全長はあるのに伸びやかさがない
      まだ17エステートに乗り続けるしかないのか
      違う名前にしてほしかった

    • 同感です。ずっと待っていたのに残念。

  2. スマートじゃ無いな

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