1000万円級のトヨタ「ランクル60レトロ仕様」 モダン内装に驚愕! 極上SUVが米で落札

世界的なオークションの「バレットジャクソン」にトヨタ「ランドクルーザー(1983年式/60系)」が出品され、1000万円近い金額で落札されました。どのようなクルマなのでしょうか

エンジンもミッションも内装も換装!完璧な「現代化」が施されたクラシック「ランドクルーザー」

 アメリカでおこなわれる世界的なオークションの「バレットジャクソン」では、カスタムカーや量産第1号車、劇用車などのさまざまなコレクターズカーが出品されています。
 
 2022年6月にラスベガスで開催されたオークションでは、トヨタ「ランドクルーザー(1983年式/60系)」が出品され、1000万円近い価格で落札されました。

ラスベガスで開催されたオークション出品されたトヨタ「ランドクルーザー(1983年式/60系)」
ラスベガスで開催されたオークション出品されたトヨタ「ランドクルーザー(1983年式/60系)」

 60系ランドクルーザーは、1980年8月に発売されたランドクルーザー5代目のモデル。

 55系の後継モデルで外観を一新し、ガソリンエンジンは排気量を4.2リッター直列6気筒エンジンの2F型(最高出力140馬力)と、新たに3.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジン(最高出力98馬力)を設定していました。

 フロントシートをベンチタイプからセパレートタイプに変更し、乗車定員は従来の6名から5名となりました。エアコンやパワーステアリング、ファブリックシートなども用意されていました。

 発売から2年後には、6気筒3,980ccの2H型ディーゼルを追加。後期にはターボやEFIなどのハイパワーエンジン搭載モデルも追加され、オートマチックトランスミッション、デフロックなどの機能も次々に設定されました。

 今回出品された60系ランドクルーザーは、コルベットC6に搭載されていたGM(ゼネラル・モーターズ)製6.2リッターLS3エンジンにNV4500 5速マニュアル・トランスミッションを組み合わせたドライブトレインに換装され、最高出力420馬力を発揮するレストモッドモデル。

 80系ランドクルーザーのフロントサスペンション、フロントアクスルとコイルスプリング、コイルブラケット、ブレーキライン、パンハード、TDコイルとショック、アライメントに交換されています。

 前後とも4インチリフトアップキットが装着され、リアにはリーフスプリングを追加して重量増に対応しています。

 エクステリアでは、ボディはクイックサンドベージュに全塗装されているほか、サイドミラーやウィンチ、バハライト、ルーフラックライトバー、リアの小型ライト、グッドリッチ製オールテレーンT/Aタイヤなどさまざまなカスタマイズが施されています。

 インテリアには、内装のパネルやフロアカーペットの張り替えがおこなわれ、フロアボードに消音材を塗布しています。

 シートはブラックレザーシートに交換されていて、パワーウインドウ、SPODシステム、トグルスイッチコントローラーなどを収納するトップパネルを追加したセンターコンソールも装備しています。

 リアには冷蔵庫と2バーナーのコンロを備えていて、どちらもスライドして収納されるようにするようになっています。

※  ※  ※

 今回、出品されたモデルはエンジンやミッション、内外装などあらゆるポイントで、完璧なレストモッドがおこなわれており、7万1500ドル(日本円換算で約980万円)で落札されました。

トヨタ・ランドクルーザー のカタログ情報を見る

【画像】古く見えても中身は現代のクルマ!究極のレストモッド「ランドクルーザー」をもっと見る(32枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー