「流れるウインカー」カスタムなぜ人気? ハイエースは要注意! 縦に流れるパターンは車検NGも!?

純正で未設定のクルマに後付け装着がトレンド

 今後もシーケンシャルウインカーを採用する新型車が出てくると思われますが、純正ではなく、社外品のシーケンシャルウインカーに交換した人は、どのような目的で取り付けたのでしょうか。

ハイエースのような縦長のテールランプで縦方向に点灯するパターンはNG
ハイエースのような縦長のテールランプで縦方向に点灯するパターンはNG

 トヨタ初代「86」にお乗りのCさん(20代・男性)は、なぜシーケンシャルウインカーを取り付けたのでしょうか。

「やっぱり、新しいものを取り入れてみたかったのが一番の動機です。

 エアロパーツもそうですが、ベース車両の魅力を現代風にアップグレードするためにも、ライトのカスタムでLED化は必須かなと。

 86でLEDウインカーはあっても、シーケンシャルウインカーはまだ数少ないのも魅力でしたね」

 たしかに、スポーツカーにシーケンシャルウインカーの組み合わせはかなり目立つでしょう。

 スバル「WRX」にお乗りのSさん(20代・男性)も、ほかの人とは違うWRXにしたいと考えてライトのカスタムに着手中だといいます。

 ヘッドライトはすでに社外品に換装済みで、今回シーケンシャルウインカーを取り付けたそうです。

 アフターパーツ業界では、車種専用でアセンブリー交換だけで装着できるキットが数多く販売されており、シーケンシャルウインカー装着はしやすいといいます。

 一方、トヨタ「ハイエース」に乗っているTさん(40代・男性)は、縦型テールランプにシーケンシャルウインカーを取り入れたオーナー。

 しかし、前述のように縦に流れるタイプは車検に受からないことから、流れるように点灯させられず、通常の点滅パターンとなりました。

「ハイエースにLEDウインカーを装着する際に、せっかくならトレンドを取り入れたくてシーケンシャル型にしたかったんですが、タテヨコの比率が社外品の場合は基準に満たなかったようで断念しました」

 残縦に流れるランプはNGとなってしまったのですが、社外品のシーケンシャルウインカーを取り付けるのはやはりドレスアップ目的が多いようです。

 ハイエースはカスタムベースとしても人気が高く、トヨタのほかの車種が純正として装備化が進んでいることもあり、純正では設定がないからこそいち早く取り込みたかったとTさんはいいます。

 埼玉県の整備士Fさんも、今後もカスタムとしてシーケンシャルウインカーは人気が高まっていくだろうとのこと。

「エアロパーツなどを装着したことによる構造変更や、車検のたびに取り外したりするパーツは好まれない傾向があります。

 むしろ車検に対応したパーツを、純正のイメージを残しつつ好みに仕上げるカスタムが人気になってきていると感じます。

 弊社のような整備工場でも、純正品と同じクオリティや形状のパーツなら十分対応できますし、整備性を考慮しても車種専用の社外品パーツの需要はこれからも高いのではないでしょうか」

※ ※ ※

 シーケンシャルウインカーは見た目の良さだけでなく、直感的にどちらの方向へ曲がるかを周囲に認知させやすく安全面でも効果は高そうです。

 もちろん従来の点滅式が悪いということではありませんが、今後新車を買うときは、シーケンシャルウインカーが当たり前の装備になっているかもしれません。

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2件のコメント

  1. 昭和の昔、昭和50年代に流行ってました。トラック野郎に始まり、メーカー純正で観光バスにも。3連で、内側から順番に点き内側から順番に消えるタイプ、内側から順番に点き引き返すように外側から順番に消えるタイプの2種。今のLEDのは順番に点くのは同じですが一斉にパッと消えて風情が残ないですね。その点昭和のは白熱球だからフワッと点いてフワッと消えるので、上記のシーケンス制御ですから非常に優雅でした。

  2. 昭和の昔、昭和50年代に流行ってました。トラック野郎に始まり、メーカー純正で観光バスにも。3連で、内側から順番に点き内側から順番に消えるタイプ、内側から順番に点き引き返すように外側から順番に消えるタイプの2種。今のLEDのは順番に点くのは同じですが一斉にパッと消えて風情が残ないですね。その点昭和のは白熱球だからフワッと点いてフワッと消えるので、上記のシーケンス制御ですから非常に優雅でした。

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