SUVオーナーだけどオフロードは走らない! 快適性かスポーツ性を選べるSUV専用サマータイヤのブランドとは

日本だけでなく世界的にもSUVが人気です。そのスタイリッシュなデザインや運動性能、室内の広さなどがSUVの人気の理由ですが、そうしたSUVにはどんなタイヤを選ぶのがよいのでしょうか。

右肩上がりの人気のSUV オフロードは走らない人のためのタイヤとは

いま、SUVが人気です。

SUVにはどんなタイヤが合うのだろうか
SUVにはどんなタイヤが合うのだろうか

 日本自動車販売協会連合会が発表した2021年の登録車新車販売台数によると、国内で販売されたSUVは65万1093台。登録車のうち30.4%がSUVとなったといいます。

 5年前の2016年、当時のSUV販売台数は37万4593台で、SUVのシェアは14.9%。つまりSUVは、この5年で2倍弱(1.7倍)にまで右肩上がりで成長しているということになります。

 ちなみに、2021年1月から12月の乗用車ブランド別通称名別順位を見てみると、6位にトヨタ「ライズ」、7位にトヨタ「ハリアー」、14位にホンダ「ヴェゼル」、15位にトヨタ「RAV4」が入っています。

 こうしたSUV人気は輸入車も顕著です。

 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2021年外国メーカー車モデル別新車登録台数順位を見ると、2位にVW「T−cross」、6位にVW「T-Roc」、8位にジープ「ラングラー」と、ベスト10に3台のSUVがランクインしています。

 また1位のBMWミニには「ミニ・クロスオーバー」、4位のボルボ「60シリーズ」、9位のボルボ「40シリーズ」にはそれぞれ「XC60」「XC40」という人気SUVも含まれているため、実質はベスト10のうち半数以上がSUVという結果になっています。

※ ※ ※

 もともとSUVは、クロスカントリー車(CCV)から派生したということもあり、以前から各社SUV用のタイヤブランドが用意されていました。

 たとえばブリヂストンは「DUELER(デューラー)」、ヨコハマは「GEOLANDAR(ジオランダー)」、トーヨータイヤは「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」、ダンロップは「GRANDTREK(グラントレック)」などのブランドがそれにあたります。

 これらはオフロード走行を前提としたタイヤで、よりオフロード向きの「M/T(マッドテレーン)」、オンロードとオフロードの性能のバランスが取れた「A/T(オールテレーン)」、快適性や静粛性などオンロード重視の「H/T(ハイウェイテレーン)」など細分化されています。これらにはすべて「M+S(マッド&スノー)」と呼ばれるマークがついています。

 M+Sマークが付いたタイヤは「全天候型タイヤ」とも呼ばれることもあるため、最近流行の兆しのあるオールシーズンタイヤと混同しがちですが、オールシーズンタイヤは「スノーフレークマーク」と呼ばれる認定マークが付いていて、高速道路のチェーン規制時には冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤと同様に通行できるのに対し、M+Sマークが付いているだけでは通行することはできません。

 最近登場するSUVは、乗用車ベースのものが大多数です。ユーザーも、SUVのスタイリッシュさや多用途性に惹かれて購入する人が多数だといいます。

 オフロード走行をしない人にとっては、こうしたM+Sのタイヤは必要はなく、日常走行での静粛性や快適性、そしてスポーツ性などのオンロード性能が高いサマータイヤを望む声も多いそうです。

【画像】ブリヂストンのプレミアムSUV専用タイヤ「アレンザ001」「アレンザLX100」を画像でチェック(14枚)

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