「涼しくならない!」エアコン故障で真夏のクルマは灼熱地獄!? 見過しNGな症状とは?
夏を迎えるこれからの季節、冷房やくもり取りなどでカーエアコンが活躍します。しかしスイッチを押してもカーエアコンの効きが悪いことも。カーエアコンに不具合が起きる原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。
こんな症状が出たら故障の前兆!?
本格的な夏を迎える前に、冷房やくもり取りなどで活躍するカーエアコンが正常に稼働するか確かめておきたいところです。
いざ使おうと思ってスイッチを入れてもまったく涼しくならないとき、どのような原因があるのでしょうか。
カーエアコンが効かないと感じたとき、修理を依頼する前に確認したいのが操作パネルにある「AC」ボタンが点灯しているかということです。
意外にも、ACボタンの押し忘れで「カーエアコンが効かない」と慌てる人が多く、このボタンを押してもやはり効かないという場合はいよいよ故障やトラブルの可能性が高そうです。
カーエアコンの故障やトラブルでは「送風口から出る風がまったく冷えていない」という症状や、これに近いものとして「最初は冷風が出るものの、すぐに冷えなくなる」という不具合もあります。
さらに「冷風は出るけど、時間が経過すると効きが悪くなる」や「冷風になっても冷え方が弱い」、「作動時に異臭がする」、「カチン」「カンカンカン」「キュルキュル」などといった異音がする場合も注意が必要です。
前席用と後席用にカーエアコンが搭載されているモデルもありますが、「前席と後席で冷え方が違う」など、不具合にはさまざまな症状があります。
これらの症状のなかでもっとも困るのが「送風口から出る風がまったく冷えない」ということでしょう。
どんな原因が考えられるのか、神奈川県のH整備士に詳しく聞いてみました。
「冷たい風が出ないという場合、真っ先に考えられるのが冷媒ガス不足です。
単純に冷媒ガスを補充して問題なければ修理代も安価で済みますが、補充しても補充量が十分にならない場合は、どこから漏れているかを調べる必要があります」
この冷媒ガスに関しても、補充できなかったり、補充できてもチャージされないなどで点検箇所や故障箇所が違ってくるそうです。
「補充がうまくいかない原因として考えられるのは、エバポレーターかコンプレッサーの故障の可能性があります。
エバポレーターは使っていなくても壊れることがあり、エクスパンションバルブが閉塞してしまっている場合もあります。この場合はエバポレーターの点検だけでなく、エクスパンションバルブの修理交換が必要です。
一方でカーエアコンの心臓部であるコンプレッサーは、マグネット(電磁)クラッチが滑ったり故障している可能性もあります。
このパーツはどうしても使っているうちに劣化してくる消耗部品なので、修理交換が必要になるでしょう」(H整備士)
前の車で発売から何年も経っているけど、エアコンが効かなくて調べたらヒューズが飛んで、交換してもすぐ飛ぶからディーラーに持ち込んで修理したら、しばらくしたらリコールがかかって返金してくれたことがあったな。
前乗ってた車はエアコンが壊れたので取り外して終了。車が軽くなって燃費が上がった。今の車も11年経過しているが、エアコンを滅多に使わず窓全開で運転しているので使用頻度は非常に少なく、今でも十分に機能している。冬でも窓が開けられない猛吹雪などの日は外気との温度差のために室内が曇ると視界確保のために使用することもあり、定期的に動作させている。だから故障にはすぐ気付く。