最近のクルマ「シフトレバーがスイッチに!?」慣れる?慣れない? 新型車の新しいギア操作 3選
ホンダの新型「ステップワゴン」に備わるボタン式シフトが従来型の操作方法とは大きく違うとして、賛否両論が巻き起こっています。独自のシフト操作を有する国産車の3モデルをご紹介します。
ボタン式シフトが爆誕! 造りこまれた新型ステップワゴンのシフトとは
2022年5月26日に発表されたホンダ 新型「ステップワゴン」のシフト操作が独特だと話題を呼んでいます。他社モデルではあまり見かけない「ボタン式シフト」を採用したのです。
新型ステップワゴンのように、スイッチ操作感覚の独特なシフト配置を持つ市販車 3選をお届けします。
●ガソリン車は通常のシフトレバーで差別化!? ホンダ 新型「ステップワゴン」
ホンダ 新型ステップワゴンのシフトは、先代モデルでも2017年に追加されたハイブリッド車で、ガソリン車とは異なる専用の電制セレクターレバーを採用していました。
新型ではガソリンターボ車には従来通りのATシフトレバーを用意するいっぽう、ハイブリッド車には歴代初採用となる独自のボタン式シフト「エレクトリックギアセレクター」を備え、差別化を図っているのです。
ボタン式シフトは「P」「R」「N」「D/B」の各シフトレンジを、ボタンを押し下すことでセレクトできるようになっています。
手元を見ずに操作することで起きるミスを防ぐため、それぞれのボタン形状やサイズも異なり、とくにRレンジ(バック)は押す方向を変えるなどの工夫が加えられています。
●新シフトはここから始まった!? トヨタ「プリウス」
従来のシフトレバーと異なる形状で指先操作を可能とした「エレクトロシフトマチック」、いわゆる「プリウス式シフト」を採用したのは、2003年に登場した2代目のトヨタ「プリウス」から。
シフトポジションを電子的に切り替えるジョイスティックのような設計は、ハイブリッドカーの先進性ともマッチした斬新なものでした。
2009年登場の3代目プリウスが爆発的なヒットとなり、一気に普及が進んだことで、プリウス式シフトの存在が広く知られるようになりました。
常に中立位置へ戻るシフトレバーに対し、SNSなどでは「現在のシフト位置がわかりにくい」「シフトミスを誘発する」との否定的な意見も聞かれることもありますが、2015年登場の現行型4代目プリウスでも変更されておらず、ユーザーからはおおむね好評だったことがうかがえます。
●最新EVはシフト操作も新しい!? 日産「サクラ」
日産の「サクラ」は、2022年夏に発売される予定の新型軽EV(電気自動車)です。
これまで10年以上に渡って量販EV「リーフ」を生産してきたノウハウを軽自動車に投入しました。
街乗りなど近距離での利用が多い軽の使われ方に最適化された設計となっていて、販売価格も抑えています。
デザインは、同社の最新プレミアムEV「アリア」と共通した先進的なイメージが内外装に与えられており、手元で軽くおこなえるシフト操作についても同様の設計です。
プリウス式シフトよりさらにシンプルな前後方向の動きによりシフト操作が決まります。
従来の軽自動車とは明らかに違うクルマであることを、室内のシフト操作ひとつからも実感させてくれます。
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1997年に「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーと共に登場した初代のトヨタ プリウスは、2代目以降の5ドアハッチバック型ではなく、背の高い個性的な4ドアセダン型でした。
初の量販ハイブリッドカーという意気込みは内装にもあふれていいて、インパネまわりはセンターメーターとセンターディスプレイにより、非常に未来的な雰囲気があります。
気になるシフト形状も、2代目以降のプリウスとは大きく異なります。ステアリングの根元部分にコラムレバーが備わっていたのです。
足踏み式パーキングブレーキの採用と相まって、前席の運転席・助手席間での左右移動(ウォークスルー)が可能な実用性の高さも大きな特徴となっています。
この中ならボタン式が使いやすそうだな
記事は日本車の中での話でしょうが、スイッチ式は外車では昔から採用されてて珍しくないし、中立に戻るレバー式はプリウスよりも前にアルファロメオのセレスピードなどで採用されていたと思います。
何でも良いんだけど、結局のところATって脇見しないと何処に入っているか分からないんだよね。
ATでもMTっぽいレバーにしてくれないかな。