跳ね上げドアがカッコいい!最高時速352kmのハイパーカー メルセデスAMG「ワン」市販版が世界初公開
メルセデスAMGのハイパーカー「ワン」の市販バージョンが公開されました。2022年6月23日から始まるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで走行するそうです。
限定275台はすでに完売
独メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは2022年6月1日、メルセデスAMG「ONE(ワン)」の市販バージョンを世界初公開しました。
メルセデスAMG「ワン」は、2017年のIAA(フランクフルト・モーターショー)でコンセプトモデル「メルセデスAMG プロジェクト ワン(Mercedes-AMG Project One)」として世界初公開された、メルセデス初となるハイパーカーです。同年10月には、第45回東京モーターショーにも出展されています。
メルセデスAMGの創業50周年を記念して企画されたモデルで、ブランド55周年となる2022年に登場しました。
メルセデスAMGの最新F1技術を投入。エンジンはF1マシン譲りの1.6リッターV型6気筒ターボを搭載。1万1000rpmまで回る高回転型エンジンは最高出力574馬力以上を発生。
さらにフロントに2基、リアに2基の計4基のモーターを搭載し、4輪を駆動します。モーター出力と合わせると、ワンのシステム全体の最高出力は782kW(1063馬力)にも達します。フロントモーターは左右それぞれに駆動力を配分することで、高いコーナリング性能を誇るといいます。組み合わされるトランスミッションは7速AMTです。
ボディサイズは全長4756mm×全幅2010mm×全高1261mm、ホイールベースは2720mmで、車両重量は1695kgと軽量です。
これにより、最高速度は352km/h、0−100km/h加速は2.9秒、0−200km/h加速は7.0秒という驚異的なパフォーマンスを発揮します。
さらに800Vという高電圧の「EQ Power+」システムを搭載するプラグインハイブリッド(PHEV)で、電気のみで18.1km走行することが可能です。
メルセデスAMG車の取締役会会長、フィリップ・シーメル氏は「メルセデスAMGワンで、我々は限界を超えることができました。現代のF1パワートレインを日常的な道路走行に適合させるという技術的挑戦は、間違いなく我々の限界に挑戦することになったのです。開発中、多くの人が、このプロジェクトの実現は不可能だと考えたかもしれません。しかし我々は決して諦めず、自分を信じて取り組みました。
このようなハイパーカーを作り上げるのはユニークで困難なことです。これはメルセデスAMGが技術的な観点からだけでなく、顧客との密接な交流という点でも当てはまります。そしていま、すべてのハードルを超え登場するメルセデスAMGワンに期待してください」とコメントしています。
※ ※ ※
メルセデスAMGワンの車両価格は272万ドル(約3億5100万円)で、生産台数は限定275台。すでに完売しているといいます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。