なぜ車内に「ドライバー1本を所持」で逮捕!? 「ピッキング防止法」の違反とは…本当に逮捕されるのか?
警察官の「さじ加減」で逮捕される可能性はある?
一方で、「正当な理由」については、現場に臨場した警察官の裁量にゆだねられている部分も多く、極端にいえば、警察官の「さじ加減」で逮捕されるかどうかが決まってしまうのではないかという声もあります。
実際のところ、警察官には一定の裁量権が認められており、犯罪行為を発見してもすべて検挙する必要はないとされています。
これは、軽微な犯罪をすべて処理することは現実的に不可能であることに加え、犯罪行為を見かけたらすべて検挙しなければならないと規定してしまうと、検挙できなかった場合には罰則規定を与えなければならず、いずれにせよ、警察機能が成り立たなくなってしまうためです。
そういう意味では、警察官の「さじ加減」は存在するといえますが、一方で警察官は警察官職務執行法によって行動が厳密に規定されており、緊急の場合をのぞいて、ひとりの警察官が単独で判断することはほとんどありません。
各警察官は上長の指揮によって行動し、警察組織は検察庁によって監督されると規定されており、これに反すると罰則を受けることになります。
つまり、ひとりの警察官が「さじ加減」で逮捕をしたり、犯罪を見逃したりすることが簡単にはできないような仕組みとなっています。
そのため、もし、車内のドライバーや工具に対して職務質問を受けたとしても、やましいことがないのであれば、堂々と説明をしましょう。
そもそも逮捕とは証拠隠滅を防止する目的が強いため、隠したりごまかしたりするほうが心象が悪くなってしまうかもしれません。
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今回と近いケースとして、銃刀法違反が挙げられます。
例えば、料理人が適切な方法で包丁を所持していれば検挙される可能性は低いといえますが、そうでない人が包丁を持ち歩いていれば、大きな問題となることは間違いありません。
ピッキング防止法と共通していえるのは、所持していることそのものよりも「正当な理由」があるかどうかが重要であるということです。
車中泊とメインスキル用のツール一式で、色々と積み過ぎてるから最初に刃物を見せて用途を伝えるとおしまい。何しているの?と聞かれれば、今日の行動半径を伝えて休憩中と言う。1日の行動範囲が広すぎて場所と時間をいちいち覚えていないからGoogleマップのロケーション履歴を見せれば説明不要。
下手に隠そうとしたり、挙動が怪しいと怪しまれる。堂々として明るくハキハキと答えれば良いだけ。趣味でこんな事をしているから、どういう時に使うか余談も含めて世間話を詰まること無く流れるように話せば問題ない。説明下手は怪しまれるかも。後ろめたい事がなければ何も問題ないと思う。
問題は、必要性が認められない物を積んでいること。積んでいないか聞かれた時に出さないこと。聞かれた時に用途を述べられないこと。調べて良いか?と聞かれたときに拒否すること。用途を聞かれても答えが曖昧だったり答えられないこと。
そして、一番不味いのは話し下手とか、癖や性格であっても即答できないこと。うちの会社にも居るけど点呼の時に変な間がある。言葉に詰まる。会話の際に目を逸らしている人。こういうのは変に疑われるかも。
多趣味で何でも屋なもんで一般人には不可思議な行動をすることもあり、職質は何度も受けて職質慣れしているので参考までに。
「調べていいですか?」と聞かれたら、どうぞご自由にと言えるだけ積んでいるものを的確に言えれば良いのではと思う。
上の方の補足すれば、免許証(身分証明書)や車検証などの提示を求められたら躊躇せず提示。
後は車内を整理整頓。仕事で使う工具・道具はケース類に収納してバラ積みでごちゃごちゃさせない。
最近は工具・刃物以外にレスキューハンマーも見られる事が有るから運転席の手の届く範囲で固定。
グローブボックスに転がしてたら不審がられる。