梅雨でも「熱中症」に要注意! 油断禁物な「車内気温」 体調不良時の対応策とは

熱中症を予防するには?環境も大事だけど、身体も大事

 前述したように、車内のように閉め切られた空間では、熱中症のリスクが高まります。

 もちろん、閉め切られていなくても「湿度」・「日射・輻射など周辺の熱環境」・「気温」の3つの状況によっては、熱中症になる可能性が高まることもあります。

 熱中症対策には、窓を開けたり、クーラーをつけたり、日陰をつくったりと、こうした“環境”の改善をおこなうことも重要ですが、自身の“身体”を改善していくという方法も挙げられます。

 環境省の調査によると、熱中症になりやすい身体の状態として挙げられるのは、「二日酔い」・「寝不足」・「脱水」・「栄養不足」などです。

 次の日に車内で長時間待機するなど、熱中症の危険性の高い環境で過ごす可能性がある場合には、前日にしっかりと睡眠と食事をとることが重要です。

 また、二日酔いになるほどの飲酒も避けることが良いでしょう。

 そして、水分をとることも忘れてはいけません。水分は、通常のミネラルウォーターでも問題ありませんが、塩分が含まれているものが好ましいため、スポーツドリンクなどをあらかじめ購入しておくと良いかもしれません。

車内温度の上昇を抑えるには「サンシェード」を使うことでも効果は得られる
車内温度の上昇を抑えるには「サンシェード」を使うことでも効果は得られる

 また、当然ながら車内に長時間留まる際には、可能な限り、エアコンを使用することが推奨されます。

 ただ、最近では、アイドリングストップを禁止している公共駐車場がほとんどで、駐車時にクルマのエンジンを切る必要があるため、駐車中にエアコンを使用するのは困難です。

 そうした場合の対策としては、クルマを駐車する場所を日陰にし、窓をしっかりと開けて風通しを確保することが有効的です。

 そのうえで、水分の補給や前日の体調管理などをしっかりとおこなうと良いでしょう。

 車内環境の改善とともに、自身の体調管理も徹底して、梅雨の時期の熱中症対策をしっかりとおこなうようにしましょう。

※ ※ ※

 万が一、めまいや大量の発汗、筋肉痛のような身体の痛みなど、「熱中症かも?」と疑われる症状が出た場合には、涼しい場所へ移動し、服をゆるめて身体を冷やすようにします。

 この際、保冷剤や熱冷ましシート、水分などが有効です。とくに大量の発汗の症状がある場合には、塩分が不足する可能性があるので、塩分が含まれているドリンクが推奨されます。

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