ホンダのレトロ調「軽バン車中泊仕様」を実車展示! ウッドな「TRIP VAN」に興味津々? 反響は?

かつて「東京オートサロン2019」にて、ホンダの軽商用車「N-VAN」をベースに制作された「TRIP VAN(トリップバン)」。今回「アウトドアデイジャパン名古屋2022」でも展示されましたがユーザーの反響はどうだったのでしょうか。

2019年にお披露目されたレトロ調な「N-VAN」とは

 ホンダアクセスは、2022年5月14日・15に開催された「アウトドアデイジャパン名古屋2022」にレトロ調の「N-VAN」を展示しました。

レトロ調なデザインの「TRIP VAN(トリップバン)」とはどんなモデル?(画像提供:ホンダアクセス)
レトロ調なデザインの「TRIP VAN(トリップバン)」とはどんなモデル?(画像提供:ホンダアクセス)

 当日のブースでは「楽しい休日。とことん、遊び尽くすぞ。」をテーマに新型「ステップワゴン」のほか、車中泊で人気を集める「N-VAN」など計4台を展示。

 そのなかで「旅をしながらサーフィンを楽しむ人生」をテーマとしたモデルが「TRIP VAN(トリップバン)」です。

 トリップバンは、かつて「東京オートサロン2019」にて、ホンダの軽商用車「N-VAN」をベースに「サーフィンが趣味でビーチクリーン活動も始めた大学生が、日本中をサーフトリップする!」というテーマで制作されたコンセプトモデルです。

 機能的かつシンプルなツールとして内外装の細部にまでアイデアを盛り込んで、カスタマイズされています。

 エクステリアは、レトロ調なフロントグリルやバンパーを採用することで、どこか懐かしいフェイスを特徴としているほか、リアゲートにはルーフキャリアの荷物が取り出しやしいハシゴを装着し、使い勝手も考慮されました。

 インテリアは、ハンドルやインパネ、ドアパネルにウッドを使用するほか、シートもアンティークソファのような合皮が採用されています。

 また、荷室壁には小物などが掛けやすいボードが取り付けられています。

 そのほか、助手席もフラットに出来るN-VANでは寝袋をそのまま敷くことも可能で、まさに1人旅にはちょうど良いクルマです。
 
 東京オートサロン2019の際、トリップバンのデザインを担当した渡邊氏は次のように語っていました。

「表現したかったのは、使い込まれていくことによってカッコ良くなっていく道具感。長く使い続けることを念頭に置いてデザインしています。

 クルマというのは通常、新品の状態が一番カッコ良くて、徐々にボロボロになっていくと思います。

 これは逆で今から徐々に使い込まれてカッコ良くなっていくという経年の変化を楽しむ事を目指しました。

 シートに関しても車中泊を想定しているので、運転席を畳むと、ちょっとしたテーブルになるような機能をもたせています。

 このクルマで日本中を旅する事を楽しんでもらえるように考えました」

 今回のイベントで実際にトリップバンを見たユーザーからは「コンセプトモデル止まりにならず、発売してほしい」、「ところどころ木なのが味があっていいね」、「これなら毎日サーフィンに行きたくなるよね」、「このまんま売ってほしいねー、かっこいいし、かわいいし、自慢しまくるよねー」といった反響が集まっていました。

※ ※ ※

 N-VANは、商用バンとして仕事で活躍する一方、サーフィンや釣りなどのレジャーでも人気の1台です。

 今回のトリップバンはあくまでもコンセプトモデルですが、昨今の車中泊やアウトドアニーズの高まりもあり、今後も注目される1台かもしれません。

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