「これ車中泊であったら便利!」かゆいとこに手が届く純正アイテム!? 車内で泊まれるクルマ 3選

車中泊人気の盛り上がりを受け、自動車メーカー自ら車内で泊まるためのアイテムの数々を開発しています。どのようなものがあるのでしょうか。

車中泊向きのバンやSUVの素性をさらに生かす純正アイテム 3選

 旅先などでクルマの車内に泊まる、いわゆる「車中泊」がブームです。
 
 ホテルや旅館に泊まるよりもグッと手軽に楽しめることから、人気に火が付きました。
 
 そんなクルマ旅の新しい楽しみ方をサポートすべく、自動車メーカー自らも様々なアイテムを展開し始めています。

存在感バツグン! 車中泊にも便利なダイハツ 新型「アトレー」
存在感バツグン! 車中泊にも便利なダイハツ 新型「アトレー」

 車中泊とは、クルマの車内でシートや荷室を倒し仮眠や宿泊することを指します。

 シートをフルにリクライニングできないような極端に狭いクルマでもない限り、およそほとんどのクルマで車中泊は実行可能です。

 とはいえ、商用バンやSUVなどは大人でもゆったり就寝できる空間が確保しやすく、特に車中泊に向いたクルマといえます。

 近年は素性の良さを活かした「かゆいところに手が届く」メーカー純正の車中泊向けアイテムも増えています。

 今回は「車内で泊まるのに便利」な純正アクセサリーを揃えた3モデルをご紹介します。

●テーブルが置けちゃう!? ダイハツ「アトレー」

 ダイハツの軽1BOXバン「アトレー」が、2021年12月20日に17年ぶりのフルモデルチェンジを実施しました。

 プラットフォームからすべてが一新。先代に比べスクエアなデザインを採用したことと相まって、格段に広く実用的な荷室空間を確保しました。

 純正アクセサリーには、荷室に展開しベッドとしても活用可能な「収納式デッキボード」も用意し、車中泊需要に応えます。

 アトレーで注目したいのが、荷室後部左右に備える「デッキサイドトリム」。一見地味な存在ですが、実は車中泊には必須のアイテムです。

 スリットが入っており、純正の「ラゲージボード(2枚セット)」と組み合わせれば、テーブルとしても活用できます。

 ささいなことのようですが、これが馬鹿にできません。例えば就寝前のちょっとした時間、軽く読書や飲食などをしたりする際に「あってよかった」と思える便利なアイテムとなるでしょう。

●最初からベッド付きのクルマが買える!? 日産「キャラバン」

 フラットに倒したシートと寝袋があれば、車中泊はすぐにできます。

 とはいえ、クルマのシートには意外と凹凸があるもの。せっかくならフラットな寝床が欲しいところです。

 日産の商用バン「キャラバン」には、なんと荷室に収納式のベッドを備えた「キャラバン マルチベッド」がカタログモデルとして設定されています。

 ベッド下には大きな荷物を収納できる十分なスペースもあるので、ベッドを設置するためわざわざ荷物を移動して…といった二度手間も必要ありません。

 キャラバン マルチベッドの価格は「プレミアムGX」(ガソリン・2WD)349万8000円から。

 本格的なキャンピングカーを買うのにはちょっと躊躇しているという人なら、キャラバン マルチベッドから始めてみるのがおススメです。

●ポータブル電源いらず! 家電も使える三菱「アウトランダーPHEV」

 今や生活に欠かせない存在となったスマートフォン。旅先で充電が切れてしまうのは困りものです。

 最近のクルマにはUSBの充電機能も充実していますが、電池が切れるのはたいてい夜。とはいえキャンプ場でエンジンをかけながら充電するのは、絶対に避けたい行為です。
 
 そんなときに役立つのが、車両に動力用の大容量バッテリーを搭載し、家庭用100V電源(コンセント)への給電機能を持ったプラグインハイブリッド車(PHEV)の「アウトランダーPHEV」です。

 一般のハイブリッド車でも給電機能を持つクルマは多いですが、PHEVに比べて車載バッテリーの電力量は少なめで、低下するとすぐにエンジンが始動し充電を始めてしまいます。

 あらかじめ十分にバッテリーを充電したアウトランダーPHEVなら、家電の利用くらいですぐにエンジンが始動することもありません。

 万が一の災害でも役立つ機能ですから、1台あれば将来に渡り心強い味方となりそうです。

ダイハツ・アトレー のカタログ情報を見る

日産・NV350キャラバン のカタログ情報を見る

三菱・アウトランダーPHEV のカタログ情報を見る

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