「ウーバーイーツ」が最新SUVで料理をお届け!? 自動運転によるフードデリバリーが米でスタート

米国カルフォルニア州サンタモニカで、Uber Eatsが自動運転によるフードデリバリーの提供を試験的に開始しました。Motionalがヒョンデ「アイオニック5」をベースに開発した車両が、自動運転で料理を運びます。

「アイオニック5」ベースの車両が自動運転で料理をお届け

 自動運転開発を手掛ける米Motionalは、同社が開発した自動運転車によるUber Eatsのフードデリバリーサービスを開始したと、2022年5月16日に発表しました。

 サービスは、カリフォルニア州サンタモニカで試験的に実施されるといいますが、どのようなサービスが提供されているのでしょうか。

Motionalが「アイオニック5」をベースに開発した車両
Motionalが「アイオニック5」をベースに開発した車両

 試験サービスは、MotionalとUberのパートナーシップにより実施されるもので、Uber Eatsで自動運転車が使用されるのは初です。

 自動運転車は、ヒョンデ「アイオニック5」をベースにMotionalが開発した車両が用いられます。

 サービスでは、自動運転車がUber Eats加盟店の受け取り場所に到着すると、その通知を受けた店舗スタッフが後部座席の収納スペースに料理を置きます。

 自動運転車は自動で料理を運搬し、目的地に到着。通知を受けたユーザーはドアを解錠し、注文した料理を受け取るという流れです。

 MotionalのAbe Ghabra最高執行責任者は、この試験サービスについて「自動運転による配送は、Motionalの経営計画において次の段階に進んだことを意味します。

 このサービスは、Motionalを信頼できる宅配サービス企業とするために必要な経験をもたらします。

 この重要なマイルストーンでUberと提携し、Uber Eatsのお客さまに自動運転技術を紹介できることを誇りに思います」とコメントします。

※ ※ ※

 自動運転車のベースとなるヒョンデ「アイオニック5」は、グローバルでは2021年に販売を開始したSUVタイプのEVです。

 ヒョンデが12年ぶりに日本の乗用車市場に再参入した際も投入車種のひとつにラインナップされ、2022年5月2日より日本でもオンライン販売が開始されています。

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