あなたはどっちの最強バンが好み? トヨタ派と日産派がSNS上で大論争! ハイエースとキャラバンの飽くなき戦い
ハイエースとキャラバンのエンジン性能の違いは?
では、次に両車のエンジン性能を比較していきます。
SNSでは「新しいキャラバンに積まれた三菱製エンジン、ハイエースよりも快適そう」「ハイエースの方がエンジン性能は良さげかな…」と、多くの人がエンジン性能を軸にして両車を比較しています。

トヨタ ハイエースのエンジンラインナップは、ガソリン車が2リッター「1TR-FE」型と2.7リッター「2TR-FE」型、ディーゼル車が2.8リッター「1GT-FTV」ディーゼルターボとなっています。
最大出力はガソリン1TR-FEが136ps、2TR-FEが160ps、ディーゼル1GT-FTVで151ps。最大トルクはガソリン1TR-FEが182Nm、2TR-FEが243Nm、ディーゼル1GT-FTVは300Nmです。
ガソリンエンジンはDual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の搭載によって、高出力と低燃費を両立したものとなっています。
さらに2022年4月の一部改良でディーゼルエンジンの燃費が向上し、「平成27年度燃費基準プラス15%達成」と合わせ、エコカー減税の対象となっています。
対する日産 新型キャラバンのエンジンラインナップは、ガソリン車が2リッター「QR20DE」型と2.5リッター「QR25DE」型、ディーゼル車が2.5リッター「4N16」ディーゼルターボの3タイプです。
最大出力はガソリンQR20DEが130ps、QR25DEが147ps、ディーゼル4N16は132ps。最大トルクはガソリンQR20DEが178Nm、QR25DE 213Nm、ディーゼル4N16で370Nmです。
キャラバンのガソリンエンジンは、重積載時でも力強く加速する直列4気筒となっており、高速走行時のエンジンの不快なこもり音を抑制するバランサーシャフトの採用などにより、静粛性が実現。
ただしガソリンエンジンの性能は、出力、燃費ともにハイエースが少し上回っています。
一方、新型キャラバンに積まれた新しいディーゼルエンジンは、加速性能のスムーズさと静粛性が向上しています。
カタログ燃費は11.3km/L(WLTCモード)と、ハイエースのディーゼルと同等燃費ですが、最大トルクではキャラバンがハイエースを上回っており、重いものを運ぶのには、トルクのあるキャラバンがぴったりなのかもしれません。
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同じ商用バンとして比較されるトヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」ですが、それぞれにしかない魅力が多く詰まっています。
車両価格(消費税込)は、ハイエースがバン 219万2000円から411万8000円/ワゴン 288万6000円から399万4000円/コミューター 322万1000円から374万7000円。
キャラバンがバン 241万2300円から427万5700円、ワゴン 309万5400円から409万7500円、マイクロバス 375万4300円となっています。
それぞれ改良モデルが発売されたばかりです。デザインや性能だけでなく、価格での比較も購入の決め手のひとつとなってくるでしょう。
ハイエースの方が人気
ドロボーにも人気だけど…