あなたはどっちの最強バンが好み? トヨタ派と日産派がSNS上で大論争! ハイエースとキャラバンの飽くなき戦い
2021年から2022年にかけ、商用バンのライバル関係にあるトヨタ「ハイエース」と日産「キャラバン」が相次いで商品改良を実施しています。比較検討されることも多い2モデルについて、SNSでの声もあわせて紹介しましょう。
商用バン「ハイエース」と「キャラバン」 両車を比較する声とは
2022年4月13日に一部改良を発表したトヨタ「ハイエース」と、同年4月にディーゼル車がマイナーチェンジされた日産「キャラバン」。
商用バンを代表する両車ですが、SNSではそんな両車を比較する声が多く見られます。それぞれ、どのような魅力が詰まったモデルなのでしょうか。
トヨタは2022年4月13日に「ハイエース」(バン・ワゴン・コミューター)の一部改良モデルを発表しました。
安全性能やエンジンなど、いくつかの点において一部改良されますが、そんなハイエースと比較される商用バンが日産「キャラバン」です。
キャラバンも2021年10月、ガソリン車が先行する恰好でデザイン変更や機能向上を含めたマイナーチェンジを実施。追って2022年4月には、ディーゼル車もマイナーチェンジされています。
SNSでは「ハイエースとキャラバンだったら、ハイエースの方が乗りやすい」「ハイエースよりキャラバンの方が好き」というように、両車を比較する声が多くみられます。
では、この両車はどのような点が異なるのでしょうか。今回はハイエース(バン/スーパーGL/2WD/標準幅/標準ルーフ)とキャラバン(バン/プレミアムGX/2WD/標準幅/標準ルーフ)の両車を主軸に、ラゲージスペース、エンジンのポイントから比較をしていきます。
ハイエース(標準幅・標準ボディ)のボディサイズは、全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mm。
キャラバン(標準幅・標準ボディ)のボディサイズは、全長4695mm×全幅1695mm×全高1990mmと、ほとんど変わりません。
そのような両車ですが、商用バンとしてもっとも気になる点であろうラゲッジスペースには違いがあるのでしょうか。
ハイエースのラゲッジスペースは、荷室長3000mm(リアシート通常時1855mm、リアシート前方スライド時1975mm、リアシート折りたたみ時2470mm)×荷室高1320mm×荷室幅1520mm。
2004年に登場した現行型ハイエースの荷室は、当時としてはクラス最大級の荷室効率を目指して開発されました。
エンジン直結冷結ファンを電動ファンに変更。また、ラジエーターをフロントノーズに納め、エンジン位置を極限まで前へ持ってくることによって、1トンキャブバンクラス最大級の荷室床面長(2004年当時)が実現されています。
一方、2012年に登場した現行型キャラバン(デビュー時は「NV350キャラバン」)のラゲッジスペースは、荷室長3050mm×荷室高1325mm×荷室幅1520mmとなっています。
ボディサイズ自体がほとんど同じである両車にも関わらず、後発のキャラバンは空間をさらに切り詰めてラゲッジスペースをさらに拡大させました。
キャラバンは、2列目席を前倒しするシートアレンジでラゲッジスペースを拡大することによって、約250kgの積載量が増加します。荷室の長さを活かし、長尺な脚立を積むこともできると日産では説明しています。
また2列目席を起こし乗車定員の5人が乗ったままでも、マウンテンバイク2台をはじめ、スノーボードやブーツなどの大きなレジャー道具を積載することもできます。
また、キャラバンの上級グレードでは、2列目席が左右独立で分割できる点も、左右一体型2列目席のハイエースにはできない芸当です。前出の通り、荷室高や荷室長を見ても、数値上はキャラバンのほうがほんの少し上回っています。
しかし実際の荷物の出し入れや効率では、大開口のバックドアを持つハイエースも負けていないようです。
SNSでは、「ハイエースよりキャラバンのほうが荷室広い」「キャラバン、荷室広くて利便性高い」「後部倒さない場合の荷室はハイエースの方が広いかな」「結局ハイエースがスペースを有効活用できる」というように、積載の仕方やユーザーの用途によってもさまざまな声が挙がっています。
ハイエースの方が人気
ドロボーにも人気だけど…