500台限定の新型「GRスープラA91-MT」世界初公開! ファン念願「6速MT」爆誕! 2022年後半に米で発売
2022年4月28日、米国でもトヨタ「GRスープラ」の2023年モデルが発表されるとともに、6速MTモデル追加がアナウンスされました。改良に合わせて、500台の限定車も登場です。
米国でも「GRスープラ」に6速MT追加!合わせて500台限定車も登場
2022年4月28日、米国トヨタは2023年モデルの「GRスープラ」改良に合わせて、3リッター直列6気筒ターボエンジンモデルに、従来の8速ATに加えて6速MTを追加すると発表しました。
合わせて500台の限定車「A91-MTエディション」も登場。いったいどのようなモデルなのでしょうか。
米国で販売されているGRスープラの2023年モデルが発表され、「3.0」「3.0プレミアム」の2グレードに、8速ATに加えて6速MTが追加されました。
また2023年モデル限定の特別仕様車として「A91-MTエディション」を追加設定。
「A91-MTエディション」は500台限定で、専用のコニャックレザーシート、GRロゴ入りアルカンターラシフトノブ、専用チューニングの12スピーカーのプレミアムJBLサウンドシステムを装備。
また、リアに貼られた車名の「Supra」バッジ、GR Supraエンブレム付きキャリパー、フロントストラットタワーバーがレッドに塗られています。
ボディカラーは、マットホワイトとCUラテグレーの2色から選ぶことができ、専用の19インチの鍛造ホイール(フローズンガンメタルグレー)を装着しています。
この限定車「A91-MTエディション」のほか、「3.0」「3.0プレミアム」のグレードにオプションで搭載される6速MTは、高トルクを発生させる直列6気筒ターボエンジンに対応の専用設計・チューニングされたもの。
強化ダイヤフラムスプリングを備え、摩擦面積を拡大した新設計の大径クラッチが搭載されており、既存のトランスミッションハウジング、ドライブシャフト、ギアセット改良だけでなく、音響対策などの不要な要素は取り除くことでミッション本体の軽量化も合わせて実施されています。
また、スポーティな走りを優先した新ソフトウェアを搭載したiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を採用。
具体的には、シフトアップ時には、クラッチを繋いだ/離した瞬間それぞれでエンジントルクを最適化するようにパラメータがチューニングされており、シフトダウン時には自動ブリッピングも実施。このiMTはデフォルトでONの設定となっていますが、スポーツモードでOFFにすることも可能です。
ギアレシオはファイナルドライブ比を3.15(8速AT)から3.46(6速MT)へショート化されており、発進時のもたつきを解消し、シフトチェンジ時のスポーツカーにふさわしいレスポンスを重視したギアリング設定となっています。
また、今回搭載されるMTシフトノブについても、操作力の低減や質感の向上、また人間工学的な配慮を含めて新たにレイアウト設計を実施。
シフトノブの重量は200gに設定され、またシフトのレバー比だけでなく、シフトノブと操作パネルのクリアランスを1.7インチ(約4.3cm)にするなど、コンソールユニットやドライブモードセレクターの位置も含めて、新規設定のMT搭載に合わせて細かく調整が実施されています。
また2023年モデルのGR スープラの 3リッターターボエンジン搭載車は、AT/MT車ともにサスペンションのチューニングが見直されており、ショックアブソーバーの減衰力を変更しロールバランスと乗り心地を改善。
また、電動パワーステアリングのセッティングも再チューニングが実施され、3リッターターボエンジン搭載の全モデルにアクティブリアスポーツディファレンシャルが標準装備されました。
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今回、GRスープラでMT仕様が選択可能になったことで、米国トヨタで販売されるGRシリーズ3車種のラインナップ(GR86、GRスープラ、もうすぐ登場予定のGRカローラ)はいずれもMTで楽しめることとなります。
GRスープラの2023年モデルの価格はMT仕様含めて2022年夏以降に米国で発表され、2022年後半に販売される予定です。
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