「遊べる首都高PA」川口ハイウェイオアシスをぐるり探検! 高速と公園が直結 スイーツ&ご飯も特徴あり?

首都高川口線の上りに、川口PAと川口市の公園「イイナパーク川口」が合体した「川口ハイウェイオアシス」がオープンしました。首都高で初めてのハイウェイオアシスは、大人も子供も楽しめる施設です。

広い芝生広場、遊具施設「ASOBooN」を整備

 ゴールデンウィークを目前に控えた2022年4月25日、首都高速川口線の上りに「川口ハイウェイオアシス」(埼玉県川口市)がオープンしました。

首都高速の道路標識を模した川口ハイウェイオアシスの館内案内(2022年4月24日、編集部撮影)
首都高速の道路標識を模した川口ハイウェイオアシスの館内案内(2022年4月24日、編集部撮影)

「ハイウェイオアシス」は、高速道路のSA・PAと都市公園や地域振興施設が一体的に整備されているのが特徴です。高速道路から降りずに公園やその地元の施設を利用できます。単なる休憩施設の枠を超えて観光名所になっているところもあります。

 そんなハイウェイオアシスが首都高に開設されるのは、今回が初めてです。

 川口ハイウェイオアシスは、川口JCTから進んだ川口本線料金所の先にある川口PAの場所に、川口市の公園「イイナパーク川口」(赤山歴史自然公園)と連結する形でオープンしました。

 今まで川口PAにあった食堂や売店などの商業施設は公園側に移転し、店舗の面積や座席数もそれぞれ約2倍に拡充。

 売店は、売り場面積の拡大に伴い品ぞろえを充実させるとともに、公園で遊べるおもちゃや、横断幕を再利用した「はたらくトート」など首都高オリジナルグッズも販売しています。

 食堂のメニューや売店で販売する手作り弁当・おにぎりには、川口市産である鋳物の羽釜で炊き上げたご飯が使われます。

「今までの首都高のPAには無い華やかさと地域色を取り入れた空間が素晴らしい」「珈琲ソフトクリームは苦くて甘い(笑)。美味しいよ!」「川口のお土産をオシャレな店内で買えるのが嬉しかった」など、SNSには早速訪れた人からの感想が投稿されています。

 カフェでは、猿田彦珈琲プロデュースの「コーヒー牛乳ソフトクリーム」を発売。自慢の薫り高いディカフェを配合し、ほんのり甘く仕上げたといいます。

 公園には、「関東最大級」という全天候型の遊具施設「ASOBooN(アソブーン)」が開業しました。

 施設内はシンボルとなる大型遊具やエアマットなどで体を動かせるコーナー、川口の植木など自然を感じられる中でままごと遊びや読み聞かせができる広場コーナー、首都高をイメージする乗り物コーナーなど7つのエリアで構成。

 赤ちゃんから小学生まで、そして屋内でも屋外でも遊べる施設です。

 利用料金は、子供1人+大人1人で1500円を基本とし、追加で子供1人900円、大人1人600円となります。6か月未満の子供は無料です。

 公園にはこのほか、雑木林や池、芝生の広場、雲のような飛び跳ねる大型遊具「ふわふわドーム」、市の歴史自然資料館、地域物産館なども整備されています。

 SNSユーザーからは「子連れにはいい施設だと思うよ」「芝生が割と綺麗めだったから、裸足で遊ばせるのによさそう」といった声が寄せられており、休憩はもちろん、ちょっとした行楽にも利用できそうです。

【写真で探検】首都高「川口ハイウェイオアシス」のできたて遊び場・売店・食堂・トイレをぐるっと見てみる(104枚)

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