ジープEV進化版が凄すぎる!「マグネトー2.0コンセプト」は625馬力のモンスター4WDで登場
「Jeep(ジープ)」が発表した合計10台のコンセプトモデル。そのなかで電気自動車(EV)コンセプト「Maguneto(マグネトー)」は、とんでもないスペックのモンスター4WDに進化しています。
10秒間、最大トルクは1152Nmにブーストされる
ステランティス傘下の米国ブランド「ジープ」は2022年4月8日、同年4月17日まで開催中のイベント「モアブ・イースター・ジープ・サファリ」において、10台ものジープ・コンセプトカーを発表しました。
モアブ・イースター・ジープ・サファリは、米国ユタ州モアブ市で毎年開催されるジープ愛好家のためのイベントで、例年ジープブランドのコンセプトモデルが発表されている。
昨2021年に発表されたのが、ジープとして初のフルEVコンセプトモデルとなる「Magneto Concept(マグネトー・コンセプト)」でした。
このモデルは、2ドアの「ラングラー・ルビコン」をベースにしたモデルで、285馬力・370Nmと3.6リッターV型6気筒「ペンタスター」エンジンに匹敵するモーターを搭載。
このモーターは6速MTで駆動され、内燃機関モデルと同様にクラッチを備えた独自のマニュアル・エレクトリックパワートレインとなっていました。そしてラングラーの水深30インチ(約76cm)の渡河性能を達成するために、マグネトーはバッテリーや車両インターフェイスボックス、バッテリー制御モジュールはすべて防水のケース内に収められていました。
そして2022年、進化して登場した「マグネトー2.0コンセプト」は、このマグネトーをベースに大幅にモーター出力をアップ。最高出力は625馬力、最大トルクは850lb-ft(約1152Nm、ブースト時)と、2021年モデルの3倍以上のトルクを持つハイパフォーマンス4WDに生まれ変わりました。
6速MTの1速ギア比を5.13から3.36に変更。ラングラー・ルビコンのトランスファーケースと組み合わされることで、かつてない岩場での性能を発揮するといいます。さらに真のワンペダルドライブを実現しています。
北米ジープブランドのバイスプレジデント兼ヘッド、ジム・モリソン氏は「イースター・ジープ・サファリは、ジープブランドが4WD化初の限界を押し広げ、ユーザーとのつながりを維持する絶好の機会です。これらのコンセプトモデルはユーザーが望んでいることを反映し、ジープブランドとオフロードの未来がどこへ行くのかを味わうことができます」とコメントしています。
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開催中のモアブ・イースター・ジープ・サファリ2022には、このマグネトー2.0コンセプトのほか、グランドチェロキー初のプラグインハイブリッド「グランドチェロキー・トレイルホーク4xeコンセプト」や、1941年に登場したウィリスMBをオマージュしたラングラー4xeをベースにしたPHEV「ジープ’41コンセプト」、2003年に初めて登場したルビコンの20周年を記念した「ジープ・ルビコン20thアニバーサリーコンセプト」など、全10モデルのコンセプトモデルが出展されています。
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