美しすぎる高級4ドアクーペ! メルセデス・ベンツ新型「CLS」はどう進化した?
よりまろやかな乗り味で、上質さが増している
走りの仕上がりも上々です。
マイナーチェンジにおける走りに関する変更は伝えられていませんが、よりまろやかな乗り味になっていて、上質さが増しているように感じられました。
もともと十分に快適だった乗り心地は、さらにカドが取れてしなやかになり、ステアリングを切ったときの反応も、よりスムーズで連続性が向上するなど、全体的に洗練度が高まったように見受けられます。
CLS 220dスポーツには、194馬力・400Nmを発生する定評ある2リッター直4ディーゼルエンジンが搭載されます。
このエンジンがなかなか良くできていて、ディーゼルのわりに音や振動も気にならず、それでいて求めたとおりに遅れなくリニアにトルク生み出してくれるので、とても乗りやすいのです。プレミアムカーに搭載されるのも納得の仕上がりです。エンジンフィールについても、心なしかいろいろな要素がより洗練されたように感じられました。
装備については、ステアリングホイールが最新世代へアップデートされました。なかでも、リムに静電容量式センサーを備えたパッドが採用されたことで、ACC走行時などにおいてステアリングホイールを握っているのに握るように促す誤警報が発せられることもなくなっています。
さらに、全車にヘッドアップディスプレイが採用されたほか、「CLS450 4MATICスポーツ」と「メルセデスAMG CLS53 4MATIC+」にドアクロージングサポーターが追加されたのも歓迎です。
また、新規オプション装備として、「CLS 220dスポーツ」と「メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+」には、外装色の選択肢が広がる「Individualizationプログラム」が、「メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+」には、スポーティな印象を高める「カーボンパッケージ」が導入されました。
メルセデスではCLSのことを、「走行性能や安全性、快適性といったメルセデス・ベンツの基本的価値を備えながら、「美しく魅惑的であること」を追求した、感性に強く訴えかけるデザインコンシャスなモデル」と位置づけています。
流麗でダイナミックなクーペスタイルとセダンの快適性と機能性を融合し、4ドアクーペとしての価値をより昇華させた、“美しすぎる”高級乗用車であるCLSの価値が、これまでにも増して高まったことはいうまでもありません。
Mercedes−Benz CLS22d Sports
メルセデス・ベンツ CLS220d スポーツ
・車両価格(消費税込):918万円
・試乗車オプション込み価格(消費税込):1020万5000円
・全長:4995mm
・全幅:1895mm
・全高:1425mm
・ホイールベース:2940mm
・エンジン形式:直列4気筒ディーゼルターボ
・排気量:1949cc
・駆動方式:FR
・変速機:9速AT
・エンジン最高出力:194ps/3800rpm
・エンジン最大トルク:400Nm/1600−2800rpm
・車両重量:1860kg
・WLTCモード燃費:16.4km/L
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