関東で初確認! 「半固定式オービス」が茨城県で稼働目前 現地調査で分かった3か所は?
速度を取り締まるオービスの新型が今後普及するかもしれません。それは従来の固定式でも移動式オービスでもなく、「半固定式」というものです。今回は関東で初確認。茨城県で現地調査をおこないました。
カメラ1台に対して複数の拠点で運用する「半固定式オービス」
大阪府で「半固定式オービス」が運用されていますが、その半固定式オービスの設置予定場所が、熊本県に続き茨城県でも確認できました。
場所は、これからの観光シーズンに訪れる人も多い国営ひたち海浜公園や大洗の近くを通る常磐道と北関東道です。
2022年3月19日午前、SNSのTwitterに「北関東道に半固定式オービス設置」とツイートがあり、ほどなくして今度はオービスガイドのアプリに「常磐道に固定式オービスが新設された」との投稿がありました。
その時、筆者(オービスガイド 大須賀克巳)は埼玉県内で別の調査をしていましたが、急遽、詳細を調査するために現地へ向かいました。
常磐道を都心から福島方面へ1時間くらい走行すると、熊本県で確認したものと同じスマートなオービスの新予告看板を2枚確認できました。さらに進むと、その先に半固定式オービスを設置するためと思われる拠点を発見しました。
本体をセットする台座は大阪府のものと同じように見えたため、ここに設置されるオービスは「半固定式」で間違いないと思います。
拠点を覆う金網部分は、大阪府のものより大型になり、下の土台もガードされています。天井部分には監視カメラのような機器も付いていました。
大阪府の半固定式オービスは非常駐車帯にあるので、非常の際はクルマを停めることも可能ですが、茨城県の3か所はどこもクルマを停めるスペースはありません。
それにもかかわらず、厳重な仕様に改良されているようです。3枚の拠点の写真を見ると、いずれの拠点も工事はほぼ完成しているように見え、場所によってはオービスのカメラ本体を設置すれば、すぐに運用できそうな印象です。
半固定式オービスとは、1台のカメラ本体に対し、本体をセットするための拠点を複数か所に用意しておくタイプのオービスです。
拠点には電源や通信設備、そして本体を簡単にセットできる台座が予め用意されています。
本体はこの拠点をランダムに移動するため、ドライバーは拠点が設置されている全ての箇所で速度を意識するようになり、結果的に広域での速度抑制につながります。
ちなみに、拠点にオービス本体がセットされているか否かは遠目では判断できず、筆者もすぐそばまで近付いてようやく判別できるものです。普通に高速道路を走行しているドライバーが、道端の金網の中にカメラがあるかどうか確認することは実際難しいのではないでしょうか。
オービス本体は、東京航空計器社製の移動式オービスLSM-310をベースに改良したものですが、本体は2分割されており、左側にストロボ、右側にカメラと計測器を並べてセットします。
車両速度の計測はレーダーやループコイルではなく、レーザーでおこないます。撮影される写真はカラーで、フラッシュの色は白色です。
皆さま 安全運転してますか?
くれぐれも オーバースピードは しないで下さい。
お急ぎの時も 注意して下さい。
茨城県に 新型自動速度取締装置が 設置されました。
昨日、常磐道の水戸北IC-那珂ICの新オービスを確認しました。
中身は空だったように思います。
予告看板の文字が小さく、高速走行中だと確認しにくいと感じました。
昨夜、カメラが設置されているの目視で確認しました。
常磐道、水戸北IC北側、東海スマートIC案内看板前