企画から半年! 日産が新型「アリア」をわざわざラジコン化したワケは? 小さい車体に四輪制御技術を再現
e-4ORCEラーメンと実車アリアとの具体的な関係は?
走行体験の後、e-4ORCEラジコンの詳細について、日産の企画・先行技術開発本部先行車両開発部の関係者から話を聞きました。
e-4ORCEラジコンは、モーターを4個搭載。Gセンサー、ジャイロセンサー、車輪速センサーを使って走行状況を把握して、それによって四輪をコントロールすることで、タイヤのグリップを最大活用する制御を実現しています。
一方で、アリアに搭載されているe-4ORCEは、2つのモーターと4つのブレーキを協調制御して車両姿勢を自由自在に操り、どのような路面状況でもドライバーが安心して思い通りにコーナーリングを楽しむことを目的としています。
力強い走りで、路面を問わず、ドライバーの意のままに動き、また同乗するすべての人に快適な乗り心地を実現することを目指して開発されました。
e-4ORCEラジコンについては、企画から6か月、作成に3か月を要しています。
そもそも、日産には「TECH for LIFEプロジェクト」という、生活の中に日産の技術を取り入れてインスパイアしてもらう、少しおもしろめの企画があります。
その中でe-4ORCEについて議論したところ、実車でのリアルではなく、視点を変えようということで、ラーメンというアイデアが出てきたということです。
ただし、イベントでラーメンを提供するのは、さまざまな面でハードルが高いと考えていたところ、ちょうど研究開発の中で「e-4ORCEをラジコンで試したらどうなるのか」という発想が出てきたため、それとイベントを融合することになったというわけです。
先行車両開発部の中島敏行部長は「日産には、電動車の制御でリーフやe-POWERでの技術の作り込みがある。特に、アクセルレスポンスでのトルクの立ち上がりの速さと滑らかな走りでは、他社と比べてデータ上、アドバンテージがある」と言い切ります。
そうしたこれまでの電動車での実績があるからこそ、今回のe-4ORCEラジコン体験イベント(2022年3月19日~21日)が実現できているのだと思います。
今回、実際に体験してみて、改めてe-4ORCE技術の奥深さが理解できました。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
文章表現として
日産が新型「アリア」をわざわざラジコン化したワケは?
では意味合い間違ってるのでは?
どちらかと言えば
この文だと実車のアリアがラジコンで動く意味になる
まあ、某CMでキムタクが遠隔操作はやってるから動くことは動くけど
ここでの説明内容とは違う話になってしまうね。
日産が新型「アリア」化したラジコンカーをわざわざ出したワケは?
とでも修正すべきでしょう。