なぜ車内に石畳!? トヨタ「雅なアルファード」登場! 新たな移動空間として誕生した京都仕様の内容とは
エムケイが、ハイヤー車両「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」の運行を開始。トヨタの「アルファード」が、どのような“京都仕様”に仕上がったのでしょうか。
西陣織や和竹加飾パネル、石畳マットなど随所に工夫
2022年3月15日、エムケイがトヨタのミニバン「アルファード」を“京都仕様”に変えたハイヤー車両「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」を1台製作し、京都で運行を始めました。
このGRAND HIRE KYOTO PROJECTは、トヨタとの合同プロジェクトによって誕生。「移動時間・移動空間までもが価値のある経験に」をコンセプトに、出歩くことが難しい昨今、新たな移動空間の旅に誘うことを目的とした車両といいます。
トヨタによる企画デザイン、フクオカ機業(京都市上京区)による西陣織のほかにも、トヨタ系企業各社による協力のもと、車内にはさまざまな工夫が凝らされています。
クルマに乗り込むときにまず目に入るのが「石畳」です。京都の雰囲気を感じてもらうよう、足元のライトを石畳となるように表現したといいます。
また、マットも石畳にしています。和風建築の沓脱石を意識し、スライドドアステップには御影石をモチーフとした石畳エントランスマットを、フロアには玄武岩をモチーフとした石畳フロアマットを敷いています。
座席には、MKタクシーのロゴや七宝模様のモノグラムにキツネや鳳凰をあしらった西陣織を採用。素材は、SDGsの観点から再生PETの糸を使ったそうです。
肘掛けの手元部分などには竹を使った「和竹加飾パネル」が施されており、肌触りでも京都を感じられるようにしています。
窓は、京町家の格子窓をモチーフとしたデザインフィルムを貼っています。これにより、まるで京町家の中から景色を眺めているかのような感覚を楽しめるといいます。
GRAND HIRE KYOTO PROJECTは、時間貸切で予約が可能。指定料は3月末まで2000円、4月から5000円です。
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