名車「ワーゲンバス」大復活!? 新型「ID.バズ」世界初公開! 4.7mボディで広さバツグン 今秋欧州導入へ
2017年にコンセプトモデルが発表され注目を集めたEV版ワーゲンバス、「ID.BUZZ(ID.バズ)」が世界初公開されました。ボディは全長4.7mで、広い室内が特徴。さらに、約30分で5%から80%まで急速充電することが可能です。
「ワーゲンバス」が現代に復活!?
独フォルクスワーゲン(VW)商用車部門が、VWの電気自動車(EV)シリーズ「ID.」の次世代モデル「ID.BUZZ(ID.バズ)」を世界初公開しました。
ID.バズは、2017年1月に開かれた北米国際自動車ショー(NAIAS。デトロイトショー)でコンセプトモデルが世界初公開されました。フルEVで、VWグループのEV向けモジュラープラットフォーム「MEB」を採用しています。
外観は、日本では「ワーゲンバス」として有名かつ人気がある「T1」がデザインモチーフとなっており、コンセプトモデルのデザインを製品バージョンに忠実に再現したことでも注目されています。
全長4712mm×全幅1985mm×全高1937mm、ホイールベースは2988mmというボディサイズで、モデルラインにより18インチから21インチのホイールを装備します。全長に対してホイールベースが長いのが特徴ですが、最小回転サークルは11.1mと取り回しの良さも秀でています。
注目すべきポイントは室内の広さで、ID.バズは、5名フル乗車時でも最大1121リッターの荷室スペースを確保。仕切り壁のあるID.バズ カーゴの荷室スペースは3.9立方メートル を超える広さです。
バッテリーは、総エネルギー量82kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。150kW(約204馬力)・310Nmを発生する電気モーターで、当時のワーゲンバス(T1)と同様にリアを駆動し、最高速度は140km/hに制限されます。
11kWの普通充電ほか最大170kWまでの急速充電に対応。その場合、約30分で5%から80%まで充電することが可能です。将来的にはプラグ&チャージ機能を搭載する予定で、充電ステーションと必要なデータを交換することができるようになり、利便性が向上するといいます。さらにID.バズは双方向充電にも対応しているといいます。
ユニークな外観で登場したID.バズは、5人乗り仕様のほかに、3人乗り商用車の「ID.バズ カーゴ」も発売予定で、欧州でのプリセールスは2022年5月から開始し、市場導入は同年秋を予定しています。また今後、VWアメリカにより、米国およびカナダでも発売予定です。
それではここでクイズです。
ID.バズのデザインモチーフとなった、「ワーゲンバス」の愛称で親しまれているワンボックスカーの正式な車名は、次のうちどれでしょうか。
【1】ヴァナゴン
【2】トゥーラン
【3】タイプII
【4】ヴァリアント
※ ※ ※
正解は【3】の「タイプII」です。
タイプIIは1950年に生産を開始。「タイプI」(通称:ビートル)をベースにしたRRレイアウトのワンボックスカーとして開発され、ブラジルにあるVWの現地法人では、第1世代のT1が1975年まで、第2世代のT2は2013年まで38年間も生産されていました。
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