シートベルト無しは危険度14倍 バス事業者に緊急対策要請 軽井沢事故受け 国交省

41人が死傷した「軽井沢スキーバス事故」を受け、国土交通省は緊急対策をバス事業者に要請しました。

シートベルトで約14倍も変わる「命の危険度」

 国土交通省は2016年2月3日(水)、「軽井沢スキーバス事故」を受けバス輸送の安全確保の徹底を図り、安全・安心の回復を図るため、バス事業者へ緊急対策を要請したと発表しました。

 まず「貸切バスにおけるシートベルト着用の徹底」です。大型バスの客席ではシートベルト着用が依然として徹底されていないことから、同省は「シートベルトを常時使用できる状態にしておくこと」「座席ポケットに着用を促すリーフレットを備え付けるなど着用の注意喚起を行うこと」「発車前に乗客のシートベルト着用状況を目視などにより確認すること」「車内放送などで乗客へシートベルト着用を促すこと」について徹底するよう、貸切バス事業者に求めています。

 2014年の「交通事故統計」によると、シートベルトを着用しない場合は高速道路で約9倍、一般道路を含めると約14倍、「命の危険性が高まる」といいます。

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