トヨタ新型「ノアヴォク」設定の「電動バックドア機能」だけじゃない!? ホンダ新型「ステップワゴン」日産「セレナ」 ミニバン3車種の異なるバックドアの特徴とは

トヨタ「新型ノア/ヴォクシー」ホンダ「新型ステップワゴン」日産「セレナ」の3車種異なるバックドア機能には、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。

「トヨタ」「ホンダ」「日産」3車種異なるバックドア機能の特徴とは?

 トヨタは、新型「ノア/ヴォクシー」を2022年1月13日に発売し、外観から機能面まで大きく変化しました。機能のひとつには電動の「パワーバックドア」が新採用されています。

 また春頃に公式に発売が予定されているライバル車であるホンダ「ステップワゴン」には、同じく電動の「パワーテールゲート」が新採用。

 日産「セレナ」にも現行モデルに「ハーフバックドア」機能が採用されており、多くのユーザーから利便性の高さが評価されています。

 このように、ミニバンと一言で言っても、メーカーによってさまざまなバックドア機能が採用されていますが、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。

(写真左から)トヨタ「ノア」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」
(写真左から)トヨタ「ノア」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」

 8年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた新型ノア/ヴォクシーには、バックドア機能としてフリーストップドアが新採用。

 これはバックドアを開閉する際、自身のタイミングで手でドアを押すことで任意の角度でドア停止が可能となっています。さらにオプション装備には、前述の「パワーバックドア」機能を設定。

 この機能は、両サイドのリアのテールランプの横にスイッチが搭載されており、このスイッチを押すことでドアを好きな角度に停止することができます。

 スイッチは、クルマのスライドドアを全開に開かなくても操作できる場所にあり、スイッチを操作する際は後ろが十分に見通せるため、車両の後ろのスペースを確認することが可能となっています。

 その一方でステップワゴンは従来モデルに横開き式のサブドアを備えた「わくわくゲート」が装備されていましたが、新型モデルでは廃止され、新たに縦開き式の「パワーテールゲート」が採用されました(グレード別設定)。

 この機能は、スマートキーまたは手動でバックドアの開閉操作が可能となっており、クルマのスイッチを押すことで自身の止めたい角度を記憶させることができます。また後方に障害物がある場合などは任意の位置に止めることが可能です。

 またセレナは、2016年に現行モデルが登場してから6年が経過している現在でもユーザーから一定の人気を博している日産を代表するモデルのひとつです。

 セレナのバックドア機能には、「ハーフバックドア」機能が標準装備されています。

 この機能は、通常のバックドアとは別に専用の開閉スイッチがあり、ガラス部分だけを開閉できるようになっています。

 そのため、後ろに停まっているクルマや壁からの距離が近くても気軽にドアを開けて荷物の出し入れが可能となっています。可動域が小さく、軽い力で開けられるのもポイントです。

 このように3車種それぞれ異なる特徴のバックドア機能が採用されていますが、これについてSNSではユーザーからさまざまな意見が見られています。

 新型ノア/ヴォクシーは、「標準装備でフリーストップドアは惚れた」「パワーバックドアのボタンの位置が良い!」といった声が見られており、とくにオプション機能のボタンの搭載位置について評価する声が見られています。

 新型ステップワゴンは、「わくわくゲート廃止したのか」など、従来モデルの機能を支持する声も見られています。

 その一方で、新機能のパワーテールゲートは、「スパーダ」「スパーダプレミアムライン」タイプにのみ搭載されており、「エアー」には搭載されていないことから、「なんでエアーにはないんだろう?」「オプション設定じゃないんだ」といった声も見られています。

 またセレナについては、「セレナのバックドア機能はクルマを前に出す必要ない!」「運転しやすいし、ハーフバックドアが良い! 壁ギリギリでもOK」など、バックドアを開閉させるためにクルマを前に出すという動作が不必要と感じて利便性の高さを感じているユーザーもいるようです。

※ ※ ※
 3車種それぞれ比べても使用用途によって利便性が異なるといえます。

 このため、荷物の積載時にどういった状況が多いのか検討してから購入を考えてみるのも良いでしょう。

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