水深90cmの場所も走行可能! フォード新型「ブロンコ」に激オフロード仕様 米国で登場

北米で大人気の本格SUV フォード「ブロンコ」に、本格オフローダー仕様の特別仕様車「ブロンコ エバーグレーズ」が米国で登場しました。車両価格は5万3000ドル(日本円で約610万円)、予約注文開始は2022年3月からとなっています。

Aピラーにあるシュノーケルがオフロード性能を物語る

 米国フォードは2022年2月10日、同社の人気SUV「ブロンコ」に特別仕様車「2022 Bronco Everglades(2022ブロンコ エバーグレーズ)」を設定し発表しました。予約注文開始は同年3月を予定しています。

フォード「ブロンコ」に設定された本格オフローダー仕様の特別仕様車「ブロンコ エバーグレーズ」
フォード「ブロンコ」に設定された本格オフローダー仕様の特別仕様車「ブロンコ エバーグレーズ」

 ブロンコは、1965年に初代が登場した歴史あるSUV(4×4)です。当時はジープ「チェロキー」やシボレー「ブレイザー」とともに、小型SUVセグメントをリードしていました。

 それから代を重ね、1992年に登場した5代目まで続きましたが、1996年6月12日に生産が終了されました。ブロンコはこの間、31年で5世代にわたり生産を続け110万台以上がつくられたといいます。

 そんなブロンコが25年ぶりに復活したのが2021年夏。米国とカナダを合わせると、発売前にすでに19万台以上の予約が入っていたという大人気モデルとなっています。

 2022年1月には、フォード・パフォーマンスによってチューニングされ、400馬力以上のパフォーマンスを発揮する3リッター直列4気筒ツインターボ「EcoBoost」エンジンを搭載した「ブロンコ ラプター」も発表されています。

 今回登場したブロンコ・エバーグレーズは、さまざまなオフロード用パーツを装備した特別仕様車です。

 フォードによって設計された、路面環境や天候に応じ2枚のプレートを使って吸気口の向きを変更することが可能なシュノーケルを採用。またフロントアクセルとリアアクスル、トランスファーケース、トランスミッションには水の侵入を改善するためのベントも設けられています。これらの改良により、36.4インチ(およそ924mm)の水深の渡河能力を誇ります。

 フロントにはWARN社製のウインチを搭載、1万ポンド(約4.5トン)の牽引能力を持っています。

 エンジンは300馬力・325lb-ft(約440Nm)の出力の2.3リッター直列4気筒ターボ「EcoBoost」を搭載。トランスミッションは10速ATを組み合わせ、駆動方式は4WDです。

 ブロンコ・エバーグレーズのデザインマネージャー、ライアン・オルソン氏は「ブロンコの愛好家はパフォーマンスだけでなくスタイルも求めているので、ハイエンドの機能と車両にぴったりの外観を備えたシュノーケルを作ることに挑戦しました」とコメントしています。

※ ※ ※

 ブロンコ・エバーグレーズの注文は2022年3月に始まり、同年夏にはユーザーに納車される予定です。車両価格は5万3000ドル(日本円で約610万円)です。

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2件のコメント

  1. FJクルーザー感

  2. ゲリラ豪雨で道路が冠水した時には有り難い性能だと思う。

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