ハコ感強調のホンダ新型「ステップワゴン」はまさかの「斬新ドア」廃止!? 5代目象徴した装備がたどった軌跡とは
5代目のホンダ「ステップワゴン」に設定されていた「わくわくゲート」とは、どのような装備だったのでしょうか。
当初は「B」以外の全グレードに装備
ホンダが2022年春に発表・発売を予定している6代目新型「ステップワゴン」は、ボディサイズが大型化するほか、初代や2代目を思い起こさせるボックス感を強調したデザインで登場。現在、先行予約受注が開始されています。
そんな新型ステップワゴンですが、5代目の装備のひとつ「わくわくゲート」を廃止しています。廃止を惜しむ声も聞かれますが、わくわくゲートとはどのような装備だったのでしょうか。
わくわくゲートは、2015年発売の5代目ステップワゴンに設定されたテールゲートのサブドアです。全車標準装備とはされなかったものの、登場初期では標準仕様のエントリーグレードとなる「B」以外の全グレードで採用されるなど、5代目ステップワゴンを象徴する装備となっていました。
新機能開発の狙いについて、ホンダは次のように説明しています。
「ユーティリティを追求するなかで、ミニバンのテールゲートはどんどん大型化してきました。もちろん大きな荷物をたくさん積み込む際にはとても便利なのですが、普段使いにもっと使い勝手を良くできないか。
そんな思いから、実際の生活行動のなかでの使われ方を徹底的に検証しました。そして生まれた新しい発想が、大きな縦開きのテールゲートに、よりフレキシブルに使える横開きのサブドアを設けることでした」
テールゲートの左側だけをサブドアとして小さく開けられるように設定。さらに、開度を3段階(35度、57.5度、78度)で調整可能とし、状況に応じて使い分けられるように設計されました。
また3列目シートにサブドアから乗り込めるという、新たな使い方も提案しています。
ただし、わくわくゲート採用に伴う左右非対称のリアビューに抵抗感を持つユーザーも存在したといわれ、6代目に全面刷新される前の最後の一部改良モデル(2020年発売)でも、わくわくゲート非搭載のモデルが残されました。
結果、6代目ステップワゴンではわくわくゲートが採用されなくなった一方、開度を記憶できるパワーテールゲートが「エアー」以外のタイプで標準装備されます。
それではここでクイズです。
5代目ステップワゴンの最終仕様となる、前述した2020年一部改良モデルのなかで、わくわくゲートの設定状況として正しく説明している文章は次のうちどれでしょうか。
【1】「スパーダ」にレスオプションを設定
【2】標準仕様に非装備グレードを設定
【3】「スパーダ」にレスオプションを設定&標準仕様に非装備グレードを設定
※ ※ ※
正解は【1】の「『スパーダ』にレスオプション仕様を設定」です。
全車標準装備が基本となるものの、カスタム仕様のスパーダでレスオプションが用意されました。
なお前述のエントリーグレード「B」は廃止されたため、標準仕様と「モデューロX」(コンプリートカー)ではわくわくゲートが必ず装備される仕様になっていました。
※クイズの出典元:カーデイズ
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