まさかの300万円切り!? ホンダ新型「ステップワゴン」は買い得価格で登場か!? プチ贅沢仕様も346万円から

ホンダ新型「ステップワゴン」の先行予約受け付けが2022年2月4日に開始されており、販売店では各グレードの価格も明らかになっているといいます。新型ステップワゴンはどのような価格設定で登場するのでしょうか。

スパーダ プレミアムラインは約346万円からの設定

 ホンダは2022年春に新型「ステップワゴン」の発表・発売を予定していますが、それに先立ち2月4日に先行受注の受け付けが開始されました。

 販売店ではグレード体系や価格も明らかになっているといいますが、5代目(先代)ステップワゴンと比べて、新型はどのような価格設定になっているのでしょうか。

ホンダ新型「ステップワゴン e:HEV スパーダ コンセプト」(スパーダ プレミアムラインがベースのカスタム仕様)
ホンダ新型「ステップワゴン e:HEV スパーダ コンセプト」(スパーダ プレミアムラインがベースのカスタム仕様)

 新型ステップワゴンは7年ぶりのフルモデルチェンジで登場する6代目のモデルで、2022年1月7日に内外装が初公開されました。ちなみに、およそ1週間後の1月13日には、トヨタの競合車種となる新型「ノア/ヴォクシー」が発売されています。

 新型ステップワゴンのタイプ展開は、従来の標準仕様に代わって6代目から新設定された「エアー」、エアロ仕様の「スパーダ」、そしてスパーダをベースにした「スパーダ プレミアムライン」が設定されます(それぞれガソリンFF、ガソリン4WD、ハイブリッドFFの設定あり)。

 ボディサイズは、全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mm(エアー)。全幅が1700mm以下の仕様がなくなり全車3ナンバーサイズとなったほか、全長に関しても5代目が4690mm(標準仕様)であったことから、ひと回り大きくなったといえるでしょう。

 2月4日に明らかになった価格について、ガソリン車のエントリー価格はエアーの299万8600円(FF)とされています。

 5代目のグレード展開(モデル末期時点のもの)と比べると、標準仕様(ガソリン車のみ)はエントリーグレードの「G」が271万4800円(FF)、ひとつ上の「G EX」が291万9400円(FF)に設定されていました。

 エントリーモデル同士で比較すると30万円弱の値上げにも見えますが、約100mm延長された全長をはじめボディサイズ(車格)が大きくなった点や、装備面での進化、さらにエアーが廉価グレードではなく、スパーダと対になるひとつのタイプとして設定されている点などを考慮すると、価格上昇は最小限に押さえられているといえるでしょう。

 ちなみに、近年はリセール時の高評価も期待され、ハイブリッドミニバンにも注目が集まっている状況ですが、新型ステップワゴンのハイブリッド車の価格を見ると、エアーでは338万2500円に設定されます。

 5代目ステップワゴンでは標準仕様にハイブリッド車の設定がなく、ハイブリッド車のエントリー価格は342万7600円(スパーダ)でした。エアロの有無という違いはあるものの、絶対的なハイブリッド車のエントリー価格は引き下げられたことになります。

※ ※ ※

 新型ステップワゴンには、前述のとおり上級仕様としてスパーダ プレミアムラインが設定されます。

 スパーダに対する違いとして、外観はメッキ加飾がプラチナメッキに変更されるほか、内装ではシート表皮にスエード調レザー×プライムスムース(合皮)を採用(通常のステップワゴンスパーダはファブリック×プライムスムース)。

 先行者や対向車などを検知して調光することで、ハイビームを積極的に使える「アダプティブドライビングビーム」も搭載されます。

 充実した装備を採用した“プチ贅沢仕様”と呼びたくなるスパーダ プレミアムラインですが、価格はガソリン車が346万2800円(2WD)/365万3100円(4WD)、ハイブリッド車が384万6400円(2WD)。

 ガソリン車(FF)同士で比較した場合、スパーダ プレミアムラインはエアーに対して約46万円高、スパーダ(325万7100円)に対して約21万円高という設定です。

 ついに予約受注が開始された新型ステップワゴンについて、どのパワーユニットを搭載した仕様が、またどのタイプが人気を集めるのかについても注目が集まります。

 それではここでクイズです。

 新型ステップワゴンに搭載されるパワーユニットのうち、ハイブリッド車に搭載されるハイブリッドシステムの名称として正しいものは次のうちどれでしょうか。

【1】IMA

【2】SPORT HYBRID i-DCD

【3】e:HEV

【4】SPORT HYBRID SH-AWD

※ ※ ※

 正解は【3】の「e:HEV」です。

 高効率なエンジンに駆動用と発電用という2種類のモーターが組み合わされた「e:HEV」は、モーター走行を主体として、効率の良い運転モードを自動で切り替えます。

 気持ちの良い走りと低燃費を両立しており、同社の「フィット」から「アコード」まで幅広いモデルに搭載されるシステムです。

 なお、従来モデルでも2020年1月の改良で、2モーターハイブリッドシステムの名称を「e:HEV」に変更していました。

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1件のコメント

  1. 実は現行スパーダの全幅って、ノーマルと同じ1,695mmなんだよね。
    全長が4,760mmだから3ナンバーだったんだよね。

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