米国で40年連続販売トップ!人気No.1モデルが累計4000万台突破 フォード「Fシリーズ」ってどんなクルマ?

全米でもっとも売れているクルマ、それがフォードのピックアップトラック「Fシリーズ」です。このたび累計の生産台数が4000万台を突破しました。

40年連続「アメリカで一番売れたクルマ」

 米国フォードは2022年1月27日、同年1月26日に米国ミシガン州ディアボーンにあるフォードの生産工場において、4000万台目のFシリーズが生産されたと発表しました。

フォード「F−150」
フォード「F−150」

 4000万台目の生産車となったのは、シルバーペイントが施された2022年式「F−150トレマー」。このモデルはテキサス州にあるユーザーに引き渡される予定です。

 フォードFシリーズはいまから75年前の1947年に第1世代が生産を開始したフルサイズピックアップトラックで、アメリカ市場でもっとも売れているトラックとしては45年連続、そしてアメリカ市場でもっとも売れているクルマとして40年連続という歴史を誇っています。

 アメリカでは乗用車に比べ、商用車であるトラックにかかる税金が安く、さらに保険料に関しても割安になるため、このようにピックアップトラックの人気が高くなっています。

 1948年には「F−1」「F−2」「F−3」「F−4」を発売。数字が大きくなるとボディサイズも大きくなる形で、「F−8」まで8種類のFシリーズが作られました。その後1953年に2代目が登場、以降70年にわたり生産され続け、現行型は2020年6月にフルモデルチェンジを果たした14代目となります。

 現行型フォードF−150レギュラーキャブ・6.5フィートスタイル2WDのボディサイズは全長5211mm×全幅2030mm×全高1920mm、ホイールベース3120mm。車両価格は2万9990ドル(日本円で約350万円から)となっています。

 2021年5月には初のフル電気自動車(EV)バージョンの「F−150ライトニング」も世界初公開、2022年春から納車が開始される予定です。

※ ※ ※

 フォードFシリーズのライバルは、シボレー「シルバラード」やラム「ピックアップ」、トヨタ「タンドラ」、GMC「キャニオン」、日産「タイタン」などで、各ブランドとも強力なフルサイズピックアップトラックをラインナップしていますが、2021年のFシリーズの販売は72万6004台と圧倒的で、フォードの牙城を崩すまでに至っていません。

 ちなみにトヨタ「カローラ」の世界累計販売台数は、2021年8月に5000万台を突破したと発表されています。初代カローラの発売開始は1966年、55年での達成となりました。

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