トヨタ「ハイエース」の弟分にEV追加! 新型小型商用車「プロエースシティ エレクトリック」スペインで発売
トヨタが欧州で販売する小型商用車「プロエースシティ」にEVが追加され、スペインで販売されました。新型「プロエースシティ エレクトリック」とは、どのようなモデルなのでしょうか。
欧州の“小型ハイエース”「プロエースシティ」にEVモデル設定!
トヨタのスペイン法人は、小型商用車の電気自動車「プロエースシティ エレクトリック」を2022年1月20日に発売しました。
欧州では、日本のトヨタ「ハイエース」にあたる商用バンとして「プロエース」を販売していますが、「プロエースシティ」はさらに小型のボディが特徴です。
新型プロエースシティ エレクトリックは、プロエースシティ2022年モデルに追加されたEVのメインモデルで、さまざまな改良が施されています。
新型プロエースシティ エレクトリックは、100kW(136ps)の電気モーターと50kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大トルク260Nmを発揮。WLTPサイクルでの航続距離は280kmです。
充電時間は、急速充電では50分、壁掛け充電器では5時間から7.5時間で満充電が可能です。
インテリアはEV専用となり、EV消費量やバッテリー使用率、推定航続距離などの情報を表示する専用メーターを装備。また、シフトレバーが存在せず、「P/R/N/D/B」の操作ポジションとパワー、ノーマル、エコの走行モードを表示するeトグルセレクターが搭載される点が、ガソリンモデルと異なります。
新型プロエースシティ エレクトリックの積載量は、ほかのプロエースシティと同様に3.3平方メートルから4.3平方メートルを確保。750kg(L2ロングボディ)または800kg(L1ミディアムボディ)を積載可能です。牽引能力は750kgを達成しました。
新型プロエースシティ エレクトリックは、ビジネスユース向けにミディアムとロングのふたつのボディサイズに加え、「バン」と「コンビ」の2つの設定を用意。個人ユース向けにミディアムとロングのふたつのボディサイズと「ファミリー」の設定を用意しています。
また、ボディサイズやグレードによって、2席から7席のシート設定があります。
新型プロエースシティ エレクトリックのスペインでの価格は、ビジネス向けの商用車用が2万5155ユーロ(約323万円)から、個人ユース向けのグレードが3万9000ユーロ(約502万円)からです。
※ ※ ※
新型プロエースシティ エレクトリックの発売のほか、プロエースシティに新機能が搭載されました。
コンビとファミリーの両グレードは、130psの1.2リッターガソリンエンジンに代わり、8速ATと組み合わせた130psの1.5ディーゼルエンジンが新たに搭載されます。
新型プロエースシティ エレクトリックと同様に、ミディアムとロング(L2)の2種類のボディと、ビジネスユーザー向けのバン、コンビ、プライベートユーザー向けの「バーソファミリー」の3種類を設定。
エンジンは、プロエースシティバーソに搭載される110psの1.2リッターガソリンを除き、すべて1.5リッターディーゼル(110psまたは130ps)となります。
プロエースシティの価格は、ビジネス向けの商用車が1万4203ユーロ(約182万円)から、個人ユース向けのグレードが2万3600ユーロ(約303万円)です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。