ホンダ最後の「NSX」生産開始! 歴代最速仕様「タイプS」は何がスゴいのか 限定350台を米で生産へ

2022年1月21日に米国ホンダは、2代目「NSX」として最後となるアキュラ「NSX Type S」の生産を開始したことを発表しました。

ホンダ新型「NSXタイプS」 最終モデルを生産開始

 ホンダの米国法人(米国ホンダ/米国アキュラ)は、同市場に投入する2代目「NSX」として最後となるアキュラ「NSX Type S」の生産を開始したことを2022年1月21日(現地時間)に発表しました。

 NSXタイプSは、2022年内での生産終了が2021年8月に明らかにされており、総生産台数は世界限定350台です。

世界で350台のみ! 米国ホンダの工場にて2代目NSX最後のタイプSが生産開始された
世界で350台のみ! 米国ホンダの工場にて2代目NSX最後のタイプSが生産開始された

 ホンダの高級ブランドとなるアキュラは、2021年8月に開催された「モンテレー・カー・ウィーク」でNSXタイプSを世界初公開しています。
 
 ベースとなる2代目NSXは2016年に米国で発売。初代から継承し続けてきた「人間中心のスーパースポーツ」というコンセプトで開発されました。

 2022年末で生産終了が明らかになっている2代目NSXの最終のNSXタイプSは、今までのNSXを超えることを目指し、パフォーマンスとデザインを追求して開発さています。

 NSXタイプSは、フロントロアスポイラー、サイドシル、リアデッキリッドスポイラー、ディフューザーなどにカーボンファイバーを採用。カーボンルーフを標準装備することでデザイン性だけでなく、車体上部の軽量化による低重心化も実現しました。

 さらに、グロスバーリナブラックのサイドミラー、ドアハンドル、ダークエグゾーストフィニッシャー、そしてアキュラバッジをフロント/リアに標準装備。

 カーボンエンジンカバーの下には、アキュラ史上もっともパワフルな3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと3モーターのSPORT HYBRID SH-AWDの改良版を搭載します。

 改良部分は、燃料噴射装置(流量が25%増加)、インタークーラー(放熱量が15%増加)、「NSX GT3 Evo」と共通のターボチャージャー(ピークブースト圧が15.2psi.から16.1psi.へと5.6%増加)などに及びます。

 さらに、モーターに電力を供給するIPU(Intelligent Power Unit)をより効率的に使用することで、バッテリー使用可能容量が20%、出力が10%向上。最高システム総合出力600hpと最大トルク492lb.ftを発揮します。

 また、9速デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)もチューニングが施され、さらなる性能向上が図られました。

※ ※ ※

 2代目NSXとして最後となるNSXタイプSの生産は、米国ホンダのパフォーマンスマニュファクチャリングセンター(PMC)にておこなわれ、ゴッサムグレーのマットメタリックの2台が生産されました。

ホンダ・NSX のカタログ情報を見る

【画像】これが最後の「NSX」 2000万円以上のNSXタイプSを見よ! 見納めだ!(52枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. やっぱりタイプSカッコいいな!
    日本で買えた人はかなりの幸運の持ち主だなぁ。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー