トヨタ「アルファード」をレクサス顔に! 30系後期ベースのLM風カスタムのこだわりがスゴい
東京オートサロン2022では、トヨタ「アルファード」をベースにレクサス「LM」顔にカスタマイズしているモデルが多く見られました。そのなかでオリジナルパーツで仕上げた1台とはどのようなものなのでしょうか。
トヨタ「アルファード」をレクサス「LM」に! カスタムショップのこだわりはどこ?
レクサス「LM」は、海外でのみ販売されている、同ブランド初のミニバンモデルです。
2019年の上海国際自動車ショーで初めてお披露目されたLMは、2020年2月からアジアの一部地域なとで販売されています。
そうしたなかで、日本ではトヨタ「アルファード」をLM風にカスタムする手法が話題となっています。
LMは、「モバイルプライベートラウンジ」をコンセプトに開発されており、ミニバン特有のゆったりとした室内空間に加え、タブレットの接続も可能な26インチの大型ディスプレイ、ワインボトルが入れられる冷蔵庫なども搭載されています。
また、サスペンションやボディ構造にもこだわられており、乗り心地や静音性に優れています。
さらに、フロントフェイスにはレクサスのシンボルともいえる「スピンドルグリル」が装着され、クロームメッキがあしらわれています。
LMはアルファードをベースとしていることや日本での高級ミニバンといえばアルファードという風潮から、LM風カスタムが流行しています。
流行の背景には、国内で販売されていないLMを「欲しい!」「カッコ良い!」と考えるユーザーの対するひとつの提案として展開されているようです。
実際にアルファードのLM風カスタムをおこなう、愛知県名古屋市のカーカスタムショップ、株式会社フォルテの担当者は、制作の理由について以下のように話します。
「当店ではアルファードをはじめ、比較的セグメントが大きいモデルのカスタムパーツの開発をおこなっています。
アルファードのLM風カスタムは『カッコいい!』という単純な想いからはじめました」
フォルテのLM風アルファードは、ブラックのベース車両に、メッキのスピンドルグリルがよく映える1台です。
フロントにはオリジナルのエアロパーツも追加され、かなり迫力のあるフェイスとなっています。
サイドとリアにもエアロが追加されており、アルファード本来の上品さに加え、全体的に迫力のある印象も増しています。
また、エアーサスペンションが搭載されているため、オーナーの好みで車高を調整することができます。
前出の担当者は、こうしたエアロパーツについて「すべてフォルテオリジナルのものです」としつつ、「純正のラインを崩さないことを重視して制作をおこなっています。実はフロント・サイド・リアともにまだ試作中で、今後さらに改良を重ねていく予定です」と話します。
また、オリジナルで開発されているのはエアロパーツだけにとどまらず、ホイールやブレーキなどのパーツ類もフォルテオリジナルで、実際に市販化されているものとなっています。
前述にもあるように、フォルテでは、アルファードをはじめ「ヴェルファイア」、「ノア」「ヴォクシー」「ランドクルーザー」「ハイエース」など、幅広いモデルのパーツ開発をおこなっており、そうした技術や知識がLM風アルファードにも流用されています。
※ ※ ※
そんなフォルテのLM風アルファードは、2022年1月14日から16日に開催された「東京オートサロン2022」にも出展され、多くの来場客の目に触れました。
まだ開発途中のパーツもあるということで、今後パーツ類の完成および市販化にも注目が集まります。
<
- トヨタ アルファード
-
- 新車販売価格:359.7~775.2万円
- ボディタイプ
- ミニバン
- 販売年月
- 2019年12月~生産中
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。