トヨタ新型「ランクル」納車4年以上待ち!? レクサス新型「LX」はどうなる!? 2台はどう違うのか
いま注文しても納車は4年程度かかるとアナウンスされた大人気モデル、トヨタ新型「ランドクルーザー」。2022年1月にはメカニズムを共有するレクサス新型「LX」が発売されました。そんな2台の違いはどこにあるのでしょうか。
世界中のどんな道でも楽に、上質に
レクサスのフラッグシップSUVとなる「LX」の新型モデルが2022年1月12日に発売されました。
知っている人もいるかと思いますが、レクサス新型「LX」は、トヨタのフラッグシップSUV新型「ランドクルーザー(300系)」とメカニズムを共通化する兄弟モデルです。
新型ランドクルーザーは2021年8月の発売以来大人気となるモデルで、いま注文しても納車時期は4年程度かかるという案内が公式でアナウンスされています。新型LXも同じように大人気モデルになりそうで、納車にも時間がかかる可能性もあります。
新型LXと新型ランドクルーザー、2台はどこが同じで、どこが異なるのかに迫ってみます。
まず、LXとランドクルーザーのコンセプトから見比べてみましょう。
リリースを見ると、新型LXは「世界中のどんな道でも楽に、上質に」とあります。一方、新型ランドクルーザーは「世界中のどんな道でも疲れない走り」となっています。
ふたつの基本は「どんな道でも楽(疲れない)」であり、異なるのはLXのリリースには「上質に」が付け加えられているところです。いかに「上質に」をプラスしたのか。
そこで、走りを支えるメカニズムに注目してみました。
まずは、過酷な道を走るためにもっとも重要な骨格は2台とも同じで、新しいGA-Fプラットフォームが採用されています。これはラダーフレームという形式は継承しつつも、中身を刷新。剛性を20%アップしつつ、ボンネット/ルーフ/ドアパネルをアルミ化するなどで、車両全体で約200kgもの軽量化を成し遂げています。
サスペンションは、前がダブルウイッシュボーンで後ろがトレーリングリンクというのは、2台とも一緒。ただし、バネとダンパーは異なります。
新型LXは車高とバネレートを変化させるAHCとダンパーの減衰力を変更できるAVSを採用したのに対して、新型ランドクルーザーは、ダンパーを可変できるAVSのみ。ただし、一部グレードには前後のスタビライザーの効きを変化させるE-KDSSが用意されています。バネとダンパー、車高まで変更できるLXに対して、ランドクルーザーはダンパーとスタビライザーというのが大きな違いとなります。
パワートレインは、新型LXは最高出力415馬力を発生する3.5リッターV型6気筒ツインターボのガソリンエンジンと10速ATの組み合わせ。一方、新型ランドクルーザーも同じガソリンエンジンを搭載しますが、こちらは、別に最高出力309馬力を発生する3.3リッターV型6気筒ツインターボのディーゼルエンジンも用意されています。
そして、オフロード走行を助ける「マルチテレインセレクト」(状況に合わせて駆動力やサスペンションを自動で最適に調整する機能)と「マルチテレインモニター」(周囲を4台のカメラでサポート)のふたつは、2台ともに採用されています。
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