トヨタ新型「ランクル」納車4年以上待ち!? レクサス新型「LX」はどうなる!? 2台はどう違うのか
新型LXには4人乗り豪華グレード、新型ランクルにはGRスポーツを用意
ちなみに、エクステリアデザインが異なるのは当然ですが、サイズも新型LXが全長5100mmに対して、新型ランドクルーザーは全長最大4985mmと、若干LXが大きくなっています。

またホイール&タイヤは、LXが18インチと20インチ、そして22インチの3種がありますが、ランドクルーザーは18と20インチのみ。LXのほうが22インチまで選べるのが違いとなります。
こうした走りのメカニズムを比べてみると、新型LXは、バネとダンパーから車高まで可変であり、ホイールも大きなモノが用意されているということがわかります。
ここから推測できるのは、新型LXのほうが街乗りから高速走行、オフロードまで、幅広いシーンで、より最適な足回りのセッティングで走れるということ。端的にいえば、乗り心地は確実に新型LXのほうが上のはず。これが、2台のコンセプトの違いとなる「上質に」を意味するのではないでしょうか。
また、グレードのラインナップも2台は異なります。
新型LXは基本グレードに加えて、「エクスクルーシブ」と「オフロード」という3グレード編成です。基本グレードは2列シート5人乗り/3列シート7人乗りで、価格(消費税込)は1250万円。「エクスクルーシブ」は豪華仕様の4人乗りで1800万円、「オフロード」は5人乗りと7人乗りがあって、1290万円となります。
一方、新型ランドクルーザーは、ガソリンとディーゼルの2種類があり、ガソリンはエントリーのGXが5人乗りで510万円、ミドルグレードのAXが7人乗りで550万円、その上のVXが630万円、トップグレードのZXが730万円。ディーゼルは5人乗りのZXで760万円。そして、スポーツグレードとしてGRスポーツがあって、ガソリンは7人乗りで770万円、ディーゼルは5人乗りで800万円となります。
グレードラインナップを比べると、シンプルな新型LXに対して、バリエーション豊かな新型ランドクルーザーといった違いとなります。そして、値段は1.5倍から3倍強といった違いです。
ラインナップで特徴的なのは、新型LXにはプレミアム・ブランドらしい4人乗りの「エクスクルーシブ」が用意されていることであり、新型ランドクルーザーはスポーティなGRスポーツがあることでしょう。
この違いこそが、トヨタとレクサスの違いになるのではないでしょうか。
- トヨタ ランドクルーザー

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- 新車販売価格:510~760万円
- ボディタイプ
- SUV・クロカン
- 販売年月
- 2021年08月~生産中
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。































