ハイブリッド車なのに窓は手動! 令和のクルマにも採用されている「昔懐かし装備」3選
クルマの自動運転を見据え、さまざまな装備が自動化されていく中、相変わらずアナログな装備を採用したモデルがあります。そこで今回は、特に若いドライバーが使ったことがなさそうな装備が採用されているモデルを紹介します。
「アクア」の窓は手で回して開ける
自動車は、自動運転化へのステップとして、アクセル、ブレーキ、ステアリングに加え、ヘッドライト点灯やワイパー作動など自動化が普及してきています。
軽自動車でも電動パーキングブレーキの採用が進み、自動車の操作は年々楽になってきているのが現状です。
しかし、現行モデルでも昔ながらの装備が未だに採用されているモデルがあります。
今回は、黒電話のように最近の若いドライバーが実際に使ったことがほとんどないような、昔ながらの装備を採用しているモデルを紹介します。
●トヨタ「アクア」の手動のウインドウ
トヨタのコンパクトカー「アクア」は、ハイブリッド専用車としてはトヨタで最も小さなモデルです。
初代アクアは、同じくハイブリッド専用車の「プリウス」人気を受け継ぎ、大ヒットモデルとなりました。
2代目となる現行アクアは2021年7月に登場。トヨタのコンパクトカー「ヤリス」や兄貴分の「カローラスポーツ」にもハイブリッドモデルがありますが、いずれもガソリンモデルもラインナップ。
それに対して、アクアはフルモデルチェンジしてもハイブリッド専用車を貫いています。
現行アクアの価格は198万円からとヤリスよりも高く設定されており、より質感の高いインテリアや先端機能が搭載されています。
例えば、カメラとソナーを利用して周囲を監視しながら、ステアリング・シフト・アクセル・ブレーキを自動的に制御し、駐車をボタン操作でおこなうといった先進機能がトヨタのコンパクトカーとして初採用されているグレードも設定されました。
そのようなアクアですが、エントリーグレードのBのリアドアには、軽自動車でも当たり前になっているパワーウインドウが装備されていません。その代わり、昔懐かしい手動タイプのウインドウが装備されています。
手動タイプのウインドウは開け閉めが面倒だったり、運転席から開閉できなかったりする不便がありますが、営業車や普段前席しか使わない人にとってはリアウインドウを開ける機会は少ないため、使わない機能を省いてその分安全機能などにコストに割り当てることは良い判断かと思います。
ちなみに、アクアの取扱説明書には、挟み込み防止機能やドアロック連動ドアガラス開閉機能など多機能なパワーウインドウの使い方の説明の記載はありますが、手動式のウインドウの使い方の説明は書かれていません。
カーシェアやレンタカーでアクアを借りた際、エントリーモデルのBに乗ることがあるかもしれませんので、念のため、手動式ウインドウの使い方を記載します。
ドアに付いているハンドルを回すことで窓を開けたり閉めたりできます。それだけのシンプルなものですが、クルマを借りた際など使ったことない方はぜひ一度お試しください。
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