年末年始の車のトラブル「バッテリー」と「タイヤ」に要注意! “突然死“を避ける対策とは?
年末年始は、何かとクルマの利用頻度が増える時期でもあります。しかし、そんな忙しいときに限ってトラブルが出やすかったりするものです。年末年始には起こりがちなクルマのトラブルにはどのようなことがあるのでしょうか。
年末年始に起こりがちなクルマのトラブルとは?
年末年始は何かとクルマの利用頻度が増える時期でもあります。年末年始の休暇前に済ませたい仕事はもちろん、買い出しや帰省など、普段あまり運転しない人でもクルマを利用する機会があるでしょう。
しかも、そんな忙しくなるときに限って、クルマのトラブルが起こりがちです。
年末年始で起きそうなクルマのトラブルにはどのようなことがあるのでしょうか。
全国でロードサービスを展開するJAF(日本自動車連盟)によると、2020年度の出動件数のTOP3は、1位「過放電バッテリー」、2位「タイヤのパンク・バースト・エアー圧不足」、3位「破損/劣化バッテリー」となっています。
この3つのトラブルが全体の60%強を占めており、4位の「落輪・落込」もタイヤ関係のトラブルとして換算すると、約70%にも達します。
つまり冬に発生するトラブルの原因や箇所の3分の2は、バッテリーとタイヤ関連に集中しているということがわかります。
バッテリーに関するトラブルは、冬という季節的要因が大きく関係するといわれていますが、さらに最近は新型コロナ禍の影響もあるようです。
クルマのバッテリーは、エンジンがかかり走り出してオルタネーターで発電することし蓄電することを前提にした構造になっており、蓄電量は意外にも小さいものです。
普段なら走行を繰り返すことで十分な発電もおこなわれ、使い続けることができる訳ですが、それがテレワークなどにより走行回数が減れば発電機会も減り、メンテナンスもされずに放置されっぱなしだと蓄電量も徐々に減ってしまい、バッテリーのトラブルが発生するのです。
冬は暖房などでエアコンの稼働率が上がります。日が暮れるのも早くなり必然的にライトや照明を使う時間も増加。さらに年末に多く発生する街中の渋滞も増え、ただでさえ弱っているバッテリーにとっては「シビアコンディション」でしかありません。
その結果が「過放電バッテリー」いわゆる「バッテリー上がり」だったり、もっとひどい場合は「破損/劣化バッテリー」と呼ばれるバッテリーの突然死を招くこともあります。
バッテリーに対してはいくつかの解決策があります。もっとも確実なのは、新品へ交換することです。
使い方によってはバッテリーを長期間持たせることも可能ですが、車検のタイミングと同じ2年程度で新品に交換するのが良いでしょう。
また以前は自分で交換することも容易でしたが、最近はさまざまなセンサーが誤動作を起こすことからログの初期化が必要となることが増えています。自分で交換が難しい人は、プロに頼むのが手っ取り早いです。
万が一のバッテリー上がり対策として「ジャンプスターター」と呼ばれるモバイルバッテリーを購入しておくことをお勧めします。
これまではブースターケーブルをほかのクルマと繋いで電気を分けてもらうことが主流でしたが、バッテリーが動かないときに限って助けてくれそうなクルマは周囲にいないものです。
通販でも数千円で購入できますし、大きさもあまり嵩張らないので、ラゲッジスペースに入れてさせておくと非常に心強いアイテムです。
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