ホンダ「新型フィット」まもなく登場! 全長4.2m級ボディに精悍「2段ライト」×大口“台形グリル”採用!? デザイン一新した「ビッグマイナーチェンジ」を中国で実施か

中国で、ホンダ「フィット」のビッグマイナーチェンジが実施されるようです。どのようなクルマになるのでしょうか。

大幅なデザイン刷新を実施へ

 ホンダのコンパクトカー「フィット」が中国でビッグマイナーチェンジを実施する予定であることが判明しました。
 
 フィットは2001年、それまで販売されていた「ロゴ」の後継車種として登場。
 
 日本を含む多くの市場ではホンダのラインナップの中でもっとも小さい車種(軽自動車を除く)となり、扱いやすい小柄な車体と経済性でファミリー層だけでなく、若年層からも厚く支持されている車種となります。

マイナーチェンジモデルのホンダ「フィット」(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))
マイナーチェンジモデルのホンダ「フィット」(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))

 現在販売されているモデルは2019年10月に開催された「東京モーターショー2019」で発表された4代目で、2020年2月に発売されました。

 日本で販売されている現行型は1.5リッター直列4気筒「L15Z」型エンジンを搭載する純ガソリンモデルと、1.5リッター直列4気筒エンジン「LEB型」にモーターを組み合わせるハイブリッド「e:HEV」モデルの計2種類から選択可能です。

 中国市場でもフィットは販売されていますが、日本とは少し異なる仕様で投入されています。

 まず、ホンダは中国にて広州汽車との「広汽ホンダ」、そして東風汽車との「東風ホンダ」の2つの合弁会社を設けており、1つのモデルを、デザインと車名を変えた姉妹車同士で製造・販売することが一般的です。

 フィットの場合は広汽ホンダが扱っていますが、東風ホンダでは姉妹車「ライフ」として販売しており、日本では2013年に製造を終えた軽トールワゴン ライフの名前が中国では今も生き続けている形となります。

 そんななか、広汽ホンダが中国で製造・販売するフィットに関して、マイナーチェンジを控えていることが判明しました。

 この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。

 工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関で、中国では国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、自動車メーカーがその情報を工信部に届け出る必要があります。

 工信部に届出された情報は基本的に毎月公開されます。今回、2025年4月分の届出情報において、フィットのマイナーチェンジモデルが確認されました。

 この情報によると、近日登場予定のフィットはスペックに大きな変更はなさそうなものの、フロントマスクを中心とした大胆な外装のアップデートが確認できます。

 これまでお馴染みだった、吊り目で楕円形状のヘッドライトはシャープな直線を描くデイライトを基調とし、それがセンターグリルを通して左右で一体となっています。

 デイライトの下にはヘッドライトユニットのようなものも確認でき、昨今のトレンドとなっている別体ユニットを2つ組み合わせるフロントライトになるようです。

 また、フロント下部のグリルはより大きな台形へと刷新されており、従来とは違ったアプローチでのシンプルな印象を感じさせます。

 ちなみに、長細い左右一体型のデイライトは中国で流行しているデザイン要素でもあり、こうした刷新は中国市場を意識した新たなフェイスといえるでしょう。

 一方でリアビューはフロントほど大胆な変更は無いものの、リアバンバーの下部がブラックになっており、なおかつディフューザーを意識した複雑な形状となっています。

 また、リフレクターも現行型は縦形状で両サイドについていましたが、マイナーチェンジでは横形状へと変更され、バンパー下部に移設された形となります。

 ボディサイズは全長4169mm×全幅1694mm×全高1537mm、ホイールベース2530mmと記載されており、全長は現行モデル(4081mm-4125mm)よりもわずかに大きくなっています。

 また、エンジンは広汽ホンダが中国現地で生産する1.5リッター直列4気筒エンジン「L15CC」型と記載されています。

 なお中国仕様のフィットはe:HEVの設定がなく、1.5リッターモデルのみとなるので、この点に関しても変更は無いようです。

 このフィットのマイナーチェンジモデルがいつ正式に発表されるかは不明ですが、工信部に情報が届け出られたということが、発表がもうまもなくであることを指します。

 2025年4月23日からは上海で「上海モーターショー2025」が開催予定ですが、そこで何らかのお披露目が行なわれる可能性もゼロとはいえません。

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15件のコメント

  1. ホンダは日本よりも外国優先
    まあ〜良いけどさ
    買おうと言う意欲は確実に下がるよね

  2. これはかっこいいのか?

  3. 中国人が好みそうなデザインにフロント大幅に変更
    ミニミニVANのティスト
    国内向けフルモデルチェンジに期待

    • この様なフロントマスクでは、日本国内では売れないのではないかな。

  4. なぜ中国で出るのを、日本のクルマニュースで出すのか。これって需要があるのか?
    日本国内で新型が出るのなら分かるが。

    • エスティマの顔を合成した
      ウソ車かと思った(笑)

  5. いろは坂で止まらないように!!!

  6. ローワイドにすればそれなりにカッコいいと思うけど、これは日本だと売れそうにないね。フロントサイドをもっこりさせてるから見切りはしやすそう。

  7. この様なフロントマスクでは、日本国内では売れないのではないかな。

  8. 「くるまのニュース」が新型車を紹介するときに必ず使う “超かっこいい” どんなくるまでも、○○のひとつ覚えのように使ってますが、決してカッコ良くない場合も多々有ります。
    にも拘わらず “超かっこいい” と言ってしまう鑑識眼の無さ。センスの悪さ!とも受け取られ兼ねません。
    どんな車にも “超かっこいい” と言ってしまうような人は、車を評価する資格すら怪しく感じてしまいます。

  9. 「くるまのニュース」が新型車を紹介するときに必ず使う “超かっこいい” どんなくるまでも、○○のひとつ覚えのように使ってますが、決してカッコ良くない場合も多々有ります。
    にも拘わらず “超かっこいい” と言ってしまう見る目の無さ。センスの悪さ!と、受け取られ兼ねません。
    どんな車にも “超かっこいい” と言うような人は、車を評価する資格すら怪しいと感じてしまいます。
    いい加減に止めたらどうでしょうかね。

  10. 日本向けもこのスタイルであれば、今のモデルよりは売れるでしょう。
    今のフィットが売れ行き不振なのは、前面スタイルですから、これぐらい変わった方が良い。
    今の前面スタイルで買おうという個人客は少ない。法人でまとめて買っているぐらいでしょう。
    売れない車を押し付けられる販売会社のことを考えたら、モデルチェンジしてもらった方が良い。
    スタイルが変わって売れるようになった方が、まだましだろう。

  11. この顔は今のプリウスを真似している。
    他は今まで通りなのに全然似合わないと思う。

  12. え?、なんじゃこれ?

  13. こんなトヨタの劣化コピーみたいなデザインなら、現行のままの方がまだマシ。

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