年末年始の車のトラブル「バッテリー」と「タイヤ」に要注意! “突然死“を避ける対策とは?
長期間乗ってないクルマはタイヤの空気圧に注意!
クルマのトラブルの定番であるタイヤは、長期間駐車しっぱなしという場合に悪影響が出てくる可能性があります。
そもそもタイヤの空気は、時間の経過とともに少しずつ抜けていきます。適正な空気圧にしていても、数か月乗らなければ「エアー圧不足」になり、偏摩耗が発生しやすくなり、これが起因となってパンクやバーストを引き起こすこともありえるのです。
タイヤに関する対処法は、事前と事後ではかなり大きく違います。トラブルを未然に防ぐためには「エアー圧不足」を解消することが大切です。
最近ではセルフ式のガソリンスタンドが増えたため、スタッフにクルマをチェックしてもらう機会が減りましたが、たまには有人式ガソリンで給油するついでにエアー圧を確認してもらうのがお手軽かつ有効です。
セルフ式のガソリンスタンドにも空気入れがあるので、定期的に空気を入れると良いしょう。
そして、降雪地域に住んでいる人はスタッドレスタイヤに履き替えますが、それほど雪が降らない地域に住んでいる人は、サマータイヤのまま冬を過ごす人もいるでしょう。
しかし、スタッドレスに履き替えずにサマータイヤで雪道を走ってしまうと、グリップ不足でスリップやコーナーで曲がりきれず側溝などに「落輪・落ち込み」といった事故が発生します。
また、スタックして動けなくなり、周りのクルマが足止めされるという事態も起こり得ます。そもそも雪道をサマータイヤで走行するのは法令違反です。
冬でも雪がほとんど降らない地域でスタッドレスを履くことに二の足を踏んでいる人にお勧めなのはタイヤチェーンです。
さらに最近は駆動輪に靴下のように被せる「スノーソックス」や「オートソック」という商品があります。
1万円前後で購入でき、装着すれば「チェーン規制」の道も走行可能で、年に1、2回しか雪道を走らない人にはお勧めですが、長距離の走行には向いていないのでその点は注意が必要です。
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クルマのトラブルはメカニカルなことばかりではありません。とくに最近は、減少傾向とはいえ、「あおり運転」の被害に遭わないようにすることも大切です。
年末年始は心理的に焦りやすい時期だといえます。「年内に仕事を完了させたい」「イベントが多い」「時間に余裕がない」などのプレッシャーが焦りとなり、自分の都合を優先させる行動を取りがちになるようです。
また、帰省ラッシュやリターンラッシュは渋滞も多発するため、それだけでもイライラするドライバーが増えます。
そのような心理状況の人の気に触るような行動を取ってしまうと、執拗に追いかけられたりクラクションを何度も鳴らされたりといったあおり運転へとつながることがあります。
あおり運転にあったときは、安全な場所で左に寄り、ハザードを点灯して停車することです。
相手がクルマから降りてきて危害を加えられそうな場合はドアロックしてその場から警察に通報するのが最善策です。
「窓を開けろ」といわれても警察が到着するまで開ける必要はありません。
また、状況証拠を残せるアイテムとして装着率が上がっているのが「ドライブレコーダー」です。
前方のみ、前後撮影可能な2カメラ、360度全方位撮影可能なタイプなどがありますが、後ろからあおられるケースが多いので、後方も記録できるものがお勧めです。
あおり運転は最悪な行為ですが、あおられる側が原因を作るような運転をしている可能性もあります。
追い越し車線は使わない、パッシングやクラクションもしない、またゆっくりではなく流れに乗った速度で走行するなど、周囲に溶け込む運転を心がけることで防げるのではないでしょうか。
あおり運転では争うのではなく無事にやり過ごすことが最優先。そのためにも、周囲に迷惑をかけない運転を心がけることも大切です。
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