トヨタが怒涛のBEV攻勢! 走りが楽しいEVスポーツカーに期待! 急速なEV化に賛否の声も!?

トヨタは今後のバッテリーEV(BEV)戦略を明らかにするとともに、12台のBEVコンセプトカーを発表しました。これについて、ユーザーはどのような感想を抱いたのでしょうか。

EVのスポーツカーやセダンに興味アリ!?

 トヨタは2021年12月14日、バッテリーEV(BEV)戦略に関する説明会を開催。2030年までに30車種のBEVを投入し、乗用・商用各セグメントにおいてフルラインでバッテリーEVをグローバルで展開することを宣言しました。

 同時に、トヨタとレクサスのBEVコンセプトカーを世界初公開。トヨタから12車種、レクサスから4車種が初お披露目されました。

スポーツカーらしい低重心のスタンスが特徴のトヨタ「スポーツEV」(撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)
スポーツカーらしい低重心のスタンスが特徴のトヨタ「スポーツEV」(撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)

 これまでトヨタは、SUVタイプの新型BEV「bZ4X」を2022年に発売することを明らかにしていた一方、それ以外のモデルについてほとんど言及することはなく、今回多数のBEVを計画していたことに驚いたという声も上がっています。

 そこで、トヨタのBEVについてのアンケートを実施し、SNSユーザーの反響を調査しました。

「トヨタは今後発売予定のEV(コンセプトカー)を12台発表しましたが、どのモデルに興味がありますか?」(複数選択可)という質問では、「スポーツEV」が63.4%ともっとも多く、2位は同率でbZ4Xと「コンパクトクルーザーEV」(43.9%)、3位は「クロスオーバーEV」(41.5%)、4位は「bZ SDN」(39.0%)、5位は「bZコンパクトSUV」(36.6%)という結果になっています。

 一方、「この12台のなかでもっとも興味があるモデルを1台選択してください」という質問では、「bZ SDN」(24.4%)が一番人気で、次いで、「スポーツEV」(22.0%)、「クロスオーバーEV」および「コンパクトクルーザーEV」(9.8%)、「bZ4X」(7.3%)という順になりました。

 複数回答でもっとも人気を集めたスポーツEVは、イエローのボディカラーが目を引くクーペタイプのモデルで、大きなコの字型のヘッドライトを配置したシャープなフロントフェイスに抑揚のあるフェンダーまわり、低く構えた低重心のスタンスなど、スポーティな走りを予感させるスポーツカーです。

 このモデルについて、「やっぱりスポーツカーが1番」「EVにもFUN TO DRIVEを求めたい」「EVらしいモーター特性や重量配分などトヨタがどのようにスポーツカーを仕上げてくるか気になる」というコメントがあり、クルマのEV化が進むなかにおいても走りの楽しさを追求したスポーツカーが求められていることが分かります。

 トヨタは新たなEVシリーズとして「bZシリーズ」を展開。第1弾となるbZ4Xのほか、大小のSUVやセダンなど、さまざまな大きさやスタイルのモデルの投入を予定しています。

 今回もっとも興味があるモデルとなったbZ SDNは、ミドルサイズの4ドアセダンです。EV特有のグリルレスでクリーンなフロントフェイスに、リアがなだらかに傾斜したクーペのようなスタイルを実現しました。

 アンケートの回答者には「セダンが好きだから」という人が多くおり、「デザインが先進的でカッコいい。トヨタのbZシリーズとわかるライトや伸びやかなボディから居住性の高さを予感させる」「運動性能も高そう。空力特性に優れていて航続距離も長そう」など、スタイルや走行性能、航続距離に期待する声が見受けられました。

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4件のコメント

  1. 色々と外野がこれでトヨタもEV化にまい進だ、まだまだこんなもんじゃ遅いとにわかに騒がしいけど、
    実態を伴わない机上の空論報道にはうんざり

    記者発表の内容については時節を見極めての玉虫色の表現でしかないですし、
    出された大量のコンセプトカーは、
    中止になりお蔵入り寸前だった
    東京モーターショー出品予定していたモデルを
    ついでに一斉お披露目したと見た方が
    合点がいく、
    だから全てがこのまま生産車種に反映されるとは思うべきじゃない訳で
    類推し誇大解釈し過ぎるのもなんだかなぁと感じます。

    • 数年以内に出すと言った以上は出さないと会社の威信にかかわるから多分出るでしょう。問題は、トヨタが商品として出したところで、国のエネルギー政策とインフラの準備が出来なければ増えようがないってこと。EVを増やすことを考えるなら、もっと投資しないと

    • これらのコンセプトカーを背景にBEVへの戦略を発表したから誤解を生みやすいんだよな、
      2030年までに30車種のBEVを投入するとは言ってますが、
      これらのコンセプトカーをそのまま反映した車種が必ず出るとは何一つ明言してない、
      あくまで注目を浴びるため花を添える目的で
      東京モーターショーに出品予定し製作していたモデルを陳列したに過ぎず、
      勿論次世代モデルとして出す計画が進んでいる車種も一部含まれるものの、
      発表したすべてのコンセプトカーを世に出すわけではなく
      あくまでコンセプトの段階なんだと
      理解出来ていない輩は多いんでしょうね。

  2. レクサスが分厚いこたから考えれば充電ステーションが比較的充実しているところにEVを投入するだけの話で冷静に考えればそれほど目新しくない、いたって普通の戦略だろう。
    20年後、30年後の話がどうなるのかはさておいてもアフリカやユーラシア大陸、南米の奥地、砂漠のど真ん中にEVだけ売るディーラーができるという話でもないだろう。
    それにモデルチェンジのサイクルもこの辺の話と一致するのでは?

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