初公開のホンダ新型「エリシオン」は六角形迫力グリル採用で存在感強調!? 中国で独自展開する姉妹車たちとは
中国・東風ホンダは、フェイスリフトした新型「エリシオン」を公開。高級ミニバンらしい風格のあるフロントデザインも含め、注目が集まっています。「オデッセイ」(中国仕様)の姉妹車にあたるといいますが、ホンダは中国でどのようなかたちで2台の姉妹車を販売しているのでしょうか。
中国初のホンダブランドEVも姉妹車がそれぞれ登場
ホンダと中国・東風汽車との合弁会社である「東風ホンダ」は、フェイスリフトした新型「エリシオン」を2021年12月15日に公式SNS(Weibo)上で公開しています。
中国仕様の「オデッセイ」の姉妹車にあたるモデルといいますが、ホンダは中国でどのようなかたちで2台の姉妹車を販売しているのでしょうか。
新型エリシオンはフロントグリルが従来よりも大型化し、ロアグリル部まで伸びているデザインを採用。
六角形のフロントグリル下部には、ワイド感を演出する横基調デザインのメッキ加飾が配され、高級ミニバンにふさわしい風格のあるフロントフェイスだといえるでしょう。
またフロント同様、リアデザインも変更されている模様です。
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ホンダは中国で東風ホンダのほかに、広州汽車との合弁会社である「広汽ホンダ」も展開。
そして、東風ホンダではエリシオンを取り扱う一方、広汽ホンダではオデッセイ(中国仕様)を取り扱うというかたちですみ分けしています。
なお、東風ホンダと広汽ホンダで取り扱うミニバンは2021年12月時点でそれぞれ1車種のみです。
このように、基本設計が同じ姉妹車を東風ホンダと広汽ホンダで売り分ける事例はミニバン以外でも見られます。
例えば、東風ホンダでは「シビック」を取り扱う一方、広汽ホンダではシビックの姉妹車として、「インテグラ」が取り扱われます。
国内では2007年まで販売されていたインテグラですが、日本のみならず世界中に多くのファンが存在。とくに、2ドアクーペや高性能仕様「インテグラ タイプR」の印象が強いモデルとして知られます。
しかし、現在、インテグラの中国仕様はシビックベースの4ドアセダンとして投入されており、タイプRなど高性能モデルの設定はありません。
そして、2021年10月13日に発表された中国初のホンダブランドEVも、第一弾モデルが東風ホンダと広汽ホンダにそれぞれ設定。
SUVタイプで、東風ホンダ版モデルが「e:NS1」、広汽ホンダ版モデルが「e:NP1」として公開されました(ともに2022年春に発売予定)。
それではここでクイズです。
日本でも知名度の高いコンパクトカーのホンダ「フィット」について、中国仕様は広汽ホンダが販売。一方、姉妹車となるフィットの東風ホンダ版モデルも存在し、独自の車種名が与えられています。
その車種名は、次のうちどれでしょうか。
【1】ロゴ
【2】トゥディ
【3】ライフ
【4】S-MX
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正解は【3】の「ライフ」です。
東風ホンダ版フィットといえる中国仕様のライフは、2020年10月15日に武漢オートショー2020で公開されました。
ライフは、日本では2014年まで軽自動車として販売されていたモデルとなるので、車種名が国を超えて6年ぶりに復活したかたちになります。
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