「すぐにクルマを直しなさい」命令! 大迷惑な「爆音&ハミタイ」の“スポーツカー”9台をその場で検挙! 国道357号の「東雲カー用品店前」で不正改造車一斉取締りを実施 東京

国土交通省 関東運輸局は東京都江東区で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。

「東雲 A PIT前」で国産スポーツカーなど9台に整備命令

 国土交通省 関東運輸局は2026年6月8日、東京運輸支局が東京都江東区内で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。
 
 21台の車両を検査し、9台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。

 日本国内の公道を走行するクルマは全車、安全・環境基準を定めた「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合しなくてはなりません。

 いっぽう、装置の取り付けや取り外し、改造などを行うと、この保安基準に適合しなくなり、「不正改造車」と見なされて、公道を走行することは違法となります。

 また、不正改造車は安全・環境基準に対応していないだけでなく、付近の住民や周囲の交通にも多大なる迷惑をかけることになります。

 例えば、マフラー(消音装置)を取り外す(直管)ことや、競技用のものを取り付けると、始動・走行時に爆音が響き渡り、近隣に恐怖を与えるとともに、特に夜間は騒音で大迷惑をかけます。

 また、サスペンションスプリングを切断する(バネカット)など改造したり、競技用の部品を取り付けて車高を極端に落とした状態「シャコタン(車高短)」は、保安基準で定められた最低地上高9cmを切ることもあります。

 そのまま走行すると、踏切や坂道で車体下部が乗り上げ、立ち往生することや、車体やマフラー、エンジン下部などが路面と衝撃し、致命的なダメージを与えて走行不能になり、渋滞を引き起こします。

 道路びょう(キャッツアイ)やマンホールなどの設備に引っかかれば、火花を発生させて、最悪の場合車両火災に至る危険性もあります。

 車体幅以上のウイングやスポイラーなどを取り付けたり、タイヤが車体からはみ出た状態(ハミタイ)で走行すると、歩行者などに当たってケガをさせたり、走行中に外れて事故になることもあります。

 ほかにもライトの色や光り方を変えると、進んでいるのか停まっているのかがわからず、スモークフィルムの貼付も運転手同士の意思疎通ができず、視界を妨げます。

 こうした改造は一例にしか過ぎませんが、すべて保安基準適用外です。

 現在のところ、不正改造の現状としては、個人が好き勝手にやっていることも多いですが、なかにはグループを作って群れで行動している連中も多く、「暴走族」(珍走団)や「旧車會」、「ドリフト族」「走り屋」「ルーレット族」「環状族」などがそうした代表例です。

 これらは、不正改造車で爆音・迷惑走行するだけに留まらず、夜間の高速のSA/PAや道の駅などに集結し、空ぶかしやドリフトなどを行って、近隣住民や一般ドライバーに多大な迷惑を及ぼしています。

2026年5月に実施した江東区内での特別街頭検査の様子(画像:関東運輸局)
2026年5月に実施した江東区内での特別街頭検査の様子(画像:関東運輸局)

 東京都内では、臨海部の令和島や城南島などでしばしばドリフト族が出現するほか、首都高の大黒PAや辰巳第一PA、芝浦PA、箱崎PAに集合して、大きな音量をたてたり、レースまがいの走行を行うなど、迷惑をかけるだけでなく多大な危険も与えています。

 さて、今回関東運輸局 東京運輸支局は、自動車技術総合機構関東検査部と連携し、警視庁とともに特別街頭検査(検問)を実施。

 検問は2026年6月6日の夜19時から21時にかけ、国道357号沿いの「東雲二丁目公園」付近で実施。公園の前にはカー用品店「A PIT オートバックス東雲」があります。ここでクルマ21台に対し、不正改造がないかを調べました。

 すると9台で、タイヤ・ホイールの突出(ハミタイ)が3件、突起物の取り付けが3件、騒音基準を満たさないマフラー(爆音マフラー)の取り付けが2件などの不正改造が確認されました。

 検問の様子を写した画像では、赤色の国産4ドアスポーツセダンや紫色の2ドアスポーツカーなどが取り締まりを受けているのが確認できます。

 これら9台はその場で検挙され、道路運送車両法に基づき「整備命令書」が交付されました。

 整備命令書とは、「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容のもので、使用者はクルマを修理したうえで、最寄りの陸運局などに持っていき、直接の確認を受ける必要があります。

 関東運輸局は「関東運輸局では6月を『不正改造車を排除する運動』の強化月間として取り組んでいます」とコメントしており、さらなる取り締まりを強化していく方針です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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