SUVは現代の「国民車」的存在!? 本当に使いやすくてお得なSUV3選
モデル末期で熟成されたSUVも狙い目
●ホンダ「ヴェゼル」
ホンダのクロスオーバー「HR-V」の後継車の「ヴェゼル」は、2021年4月にフルモデルチェンジして2代目モデルが登場しました。
全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm-1590mmのボディサイズでコンパクトクラスに分類されますが、車格以上の大きさに見えるスタイルやデザインを採用しており、実際にヴェゼルを見るとミドルクラスに近い存在感があります。
また、ホンダの「M・M(マンマキシマム・メカミニマム)思想」に基づくパッケージングによって後部座席の広さも十分に確保。ライバル車に対して明確なアドバンテージになっています。
エンジンは、1.5リッターガソリンと1.5リッター+2モーターによるハイブリッドシステム「e:HEV」」の2つ。どちらも2WDと4WDが用意されました。
この「e:HEV」はそれまでのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」と基本的には同じなのですが、よりEV感覚に近い乗り味になっていると評判で、初代モデル以上にオンロード性能を向上させた印象があります。
当然ながら先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」も標準装備し、安全性能も抜かりなしです。
ヴェゼルの売れ筋モデルはe:HEV搭載で装備が充実した「Z」グレード。289万円からという価格でお買い得感があり、水平基調のクリーンなスタイリングに一変したことで後部座席からの視界もよく、街乗りに特化した使い方ならベストな選択といえそうです。
●日産「エクストレイル」
少し前までのSUVは、全長4.5mから4.8mの「Dセグメント」に分類されるミドルクラスが主流でした。
そのなかでもパワフルな走行性能とタフな作りで、本格派SUVとして根強い人気を誇っているのが日産「エクストレイル」です。
エクストレイルには新型が登場するとのは噂もあり、あえて熟成された現行型の3代目をいま狙うのもアリでしょう。
全長4690mm×全幅1820mm×全高1730mm-1740mmのボディサイズは迫力十分。ここに搭載されるエンジンは、2リッターガソリンと、2リッター+モーターハイブリッドの2種類です。
ガソリン車、ハイブリッド車ともに2WDと4WDを設定。また、ガソリン車には3列シートモデルも用意されました。
日産には「e-POWER」というハイブリッドシステムがありますが、エクストレイルのハイブリッドはそれではなく、モーターはあくまで補助的な役割を果たすものとなっています。
燃費は15.0km/L(2WD・WLTCモード)と、ハイブリッド車としてはひと昔前の性能に留まっていますが、エクストレイル最大の魅力はその走行性能です。
一見、都会派SUVのようなスタイルに見えるものの、ガンガン走れる本格的なオフロード性能を持ち、最新の運転支援技術「プロパイロット」も搭載。
しかも3代目エクストレイルは熟成されきったモデル末期。大幅な値引きも期待できるといえ、300万円の予算で収まる可能性も高そうです。
ミドルクラスらしい重厚なオンロード性能と、ガシガシと道具として使い倒せる仕様は捨てがたい魅力があります。
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「クルマの基本形」といわれたセダンに代わってSUVが主流になったのも、頭上に余裕のある車内空間と着座位置の高さがもたらす良好な視界や前後のオーバーハングが短めで車両感覚が掴みやすいなど、優位性が多かったからでしょう。
最新のSUVはルックスも良く、進化したハイブリッドや安全運転支援システムも魅力です。ちょうどいいサイズ感のSUVは現代の国民車に相応しいモデルだといえます。
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