世界初公開のトヨタ新型「ヤリスGRスポーツ」は3ナンバー級のスポーツ仕様!? 顔の「Gモチーフ」強調した姿とは 欧州に投入
トヨタの欧州法人は、現地仕様の「ヤリス」のスポーティ仕様となる新型「ヤリスGRスポーツ」を2021年12月2日に発表しました。足まわりにも手が加えられているといいますが、どんなヤリスに仕上がっているのでしょうか。
「GRヤリス」とは異なるスポーティ仕様
トヨタの欧州法人は、コンパクトカー「ヤリス」のスポーティ仕様となる新型「ヤリスGRスポーツ」を2021年12月2日に発表し、2022年第2四半期より欧州で発売すると明らかにしました。
ヤリスは日本でも販売されるコンパクトカーですが、欧州仕様への新設定が発表されたヤリスGRスポーツはどんなクルマなのでしょうか。
欧州仕様のヤリスは、日本仕様(全幅1695mm)とは異なり、全幅を1745mmに設定。3ナンバーサイズに相当するボディになっているのが特徴といえます。
そんななか、欧州仕様で新たに設定されるヤリスGRスポーツは、標準車をベースに内外装の専用装備やスポーティな足まわりなどを採用することで、GR(TOYOTA GAZOO Racing)の世界観を表現したモデルになります。
ちなみに、日本や欧州でも展開される4WDスポーツ「GRヤリス」とは異なるモデルです。
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ヤリスGRスポーツは、フロントグリルに「G」のモチーフを取り入れたメッシュパターンを採用したほか、リアにはT字型のディフューザーを装着。レッドアクセント入りの18インチアルミホイールも標準装備され、スポーティさを表現します。
専用ボディカラーとして新色「クロームグレー」にブラックアクセントを加えたツートーン仕様が用意されました。
内装は、ステアリングホイールやヘッドレスト、スターターボタン、インストルメントクラスターにGRのロゴを配したほか、スタリングホイールやシフトレバーにレッドステッチが入ります。またドアトリムなどはブロンズメタリックで加飾されるということです。
フロントシートはウルトラスエード表皮で、シートヒーターも備わります。
パワーユニットは、1.5リッターガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載。
前後サスペンションが見直されたほか、ショックアブソーバーも改良されて乗り心地やステアリングレスポンスが改善されています。
電子制御式パワーステアリングも専用セッティングとなり、コントロール性が向上しました。
ボディにも手が加えられていて、両サイドに床下補強材が追加されたことでボディ剛性や安定性が向上するなど、幅広い領域においてチューニングされています。
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日本仕様のヤリスに関して、GRスポーツ仕様は2021年12月時点では設定がありません。しかし、軽自動車の「コペン」から本格4WDの「ランドクルーザー」まで、日本のトヨタ車でも幅広い車種にGRスポーツ仕様が設定されている状況です。
それではここでクイズです。
2021年12月時点で、国内で発売されたのがもっとも新しいGRスポーツ仕様のトヨタ車は、次のうちどれでしょうか。
【1】C-HR GRスポーツ
【2】プリウスPHV GRスポーツ
【3】ハイラックスGRスポーツ
【4】ランドクルーザーGRスポーツ
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正解は【3】の「ハイラックスGRスポーツ」です。
ハイラックスGRスポーツは、日本仕様のハイラックスでは2021年10月8日に追加設定されるかたちで発売されました。
【1】の「C-HR GRスポーツ」は2019年10月18日、【2】の「プリウスPHV GRスポーツ」は2017年9月19日、【4】の「ランドクルーザーGRスポーツ」は2021年8月2日(300シリーズへの全面刷新と同時)に発売されています。
全幅1745mm でヤリスのデザインは完成する。
日本でもこのサイズで発売して欲しい。