トヨタが新型「コンパクトクルーザー」などEV全15台を世界初公開! 新型SUV「RZ」に豊田社長「楽しいんだよ、乗ってよ!」 EV祭り状態に
これからのトヨタ・レクサスのBEVは楽しい? モリゾウさんも唸るクルマ達とは
では、なぜ電気自動車のほうを向き始めたのか。
ホンネを聞いていないため解らないけれど、どうやらレクサスの新型電気自動車の4WDがなかなか楽しいクルマに仕上がっているようなのだ。
発表会場でもそのようなことをコメントしていたので、大きな間違いは無いと思う。
FFベースのエンジン4WDだと、デフをロックしても駆動力は前後同時にしか掛けられない。
電気自動車の4WDなら後輪に駆動力を掛け、曲がり始めてから前輪を駆動するという制御が可能。
すでに三菱「アウトランダーPHEV」などこういった制御を入れているのだけれど、エンジン車の4WDとまったく違う雰囲気のクルマになる。
加えて最近モリゾウさん(章男社長の別名)は4WD好きになっているようだ。
自分で乗っているGRヤリスのラリーカー、Gazooの2022年参戦発表会のときにデモランさせ、楽しそうに振り回してた。
余談ながら65歳という年齢を感じさせない暴れ振り。63歳の私は負けられねぇな、と思った次第。とにかく流れが少しだけ変わったことは間違いなし。
その証拠に発表会で並べた16モデルのうち、ピュアスポーツカーがレクサスとトヨタで1台ずつ。レクサスのスポーツモデルはテスラに負けない性能を目指しているという。
トヨタのスポーツカーも、86のようなクルマになると思う(このクルマ、準備段階で無かったGRマークが発表会のときは貼ってあった。笑)。いやいや楽しい。
さらにピックアップトラック、FJクルーザーのようなクロカン、次期型クラウンになるといわれているクロスオーバー、軽自動車までフルラインアップ。
「どんなクルマに乗っても電気自動車ですね」と冷静だったモリゾウさんすらワクワクするだろうラインアップをイキナリ並べてきた。電気自動車の時代も案外楽しいかもしれません。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。