全長5m超の新型SUV「QX60」初公開! 巨大&豪華なインフィニティSUVが中国でお披露目!

インフィニティのSUV新型「QX60」が中国で初公開されました。ベストセラーモデルの最新モデルはどのような装備なのでしょうか。

広州モーターショーで新型「QX60」などを披露

 日産は、海外で展開する高級車ブランド「インフィニティ」の新型SUV「QX60」を中国で初公開しました。

 新型QX60は2021年6月に世界初公開されていますが、11月19日開幕の広州モーターショーで改めて披露。

 合わせて同ショーには「QX50パイロットエディション」や新型「QX55」「Q50L」なども登場しました。

インフィニティのSUV新型「QX60」
インフィニティのSUV新型「QX60」

 インフィニティは1989年に北米で誕生。中国には2007年に上陸し、2010年7月にはインフィニティ中国が設立されました。

 今ではインフィニティにとって中国は北米に次ぐ世界第2位の市場となっており、2014年9月にはインフィニティの現地法人として、東風汽車集団と日産の合弁企業「東風インフィニティ自動車」が設立されています。

 現在、インフィニティが中国で販売しているモデルは、スポーツセダン「Q50L」、SUV「QX50」、ミッドサイズの7人乗りSUV「QX60」です。

 QX60は、インフィニティのベストセラーモデルで、累計販売台数40万台を誇るファミリー向けの3列シートSUV(7人乗り)です。

「丁寧に作られたこの高級大型SUV(QX60)は、中国市場と大切な中国の顧客に対するインフィニティの揺るぎない長期的なコミットメントを改めて示しています」と、日産専務執行役員でインフィニティ議長のペイマン・カーガー氏は評価します。

 今回、中国で初公開された新型QX60の外観は、インフィニティを象徴する上下にゆるいカーブを描いた「ダブルアーチグリル」を採用。その内部には折り紙をモチーフにしたメッシュグリルを装着しています。

 ボディサイズは全長5127mm、全幅2005mm、全高1767mmです。

 室内は、どのシートの乗員も快適に過ごせるような空間を実現。フロントシートは、背骨の負担を軽減するシートバック構造を持つ「ゼログラビティシート」(パワーランバー調整機能付き)を搭載し、ロングドライブでも疲れにくいシートを採用しています。

 また、上級グレードのシートはしなやかで柔らかいセミアニリンレザーを採用。表面にはキルティングが施され、マッサージ機能や温度調節機能も用意されて快適性が向上しました。

 2列目のベンチシートは6:4分割可倒式で、ワンタッチで前へ倒せます。

 Apple CarPlayやAndroid Auto対応の大型12.3インチディスプレイやパノラミックムーンルーフ、パワーリフトゲート、リアパーキングセンサーも装備されます。

 5モードドライブセレクターとアイドリングストップ/スタートシステムも標準装備しました。

 全グレードに2WDと4WDが用意されますが、「インフィニティインテリジェントAWD」は、パワーの最大50%をほぼ瞬時に後輪に伝達してトラクションを発生させ、悪路走破性も高めているといいます。

 また、運転支援システム「プロパイロット」など、快適なドライブを実現する機能も採用されました。

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 北米での価格は4万6850ドルから6万3250ドル(日本円で約517万円から約698万円)で、2021年9月から販売がスタートしていますが、中国では価格はまだ明かされていません。同市場での販売の詳細は、近日中に発表される予定です。

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