メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」に初のオールテレイン登場! 欧州で発売
独メルセデス・ベンツは2021年11月22日、新型「Cクラス ステーションワゴン」をベースにした前輪駆動モデル「Cクラス オールテレイン」を発売しました。
Cクラス・ステーションワゴンをベースにしたオールラウンダー
独メルセデス・ベンツは2021年11月22日、新型「Cクラス ステーションワゴン」をベースにした前輪駆動モデル「Cクラス オールテレイン」を発売しました。
新型Cクラス オールテレインは、2021年9月にドイツ・ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2021で世界初公開されたクロスオーバーで、同年10月12日より予約注文が開始されています。
クロスオーバーモデルとなるメルセデス・ベンツのオールテレインモデルは、2017年に「Eクラス オールテレイン」が登場し、人気を博しています。
今回発売された新型Cクラス オールテレインは、このEクラス オールテレインに続く第2のモデルとなります。ベースとなるCクラス ステーションワゴンよりも約40mm車高をアップ、グランドクリアランス(最低地上高)を向上するとともに4マティック(4WD)を標準装備し、さらに大径ホイールを採用することで、オフロードなどでの軽快な走行を可能にしています。またふたつのオフロード走行モードも備えています。
新型Cクラス ステーションワゴンよりも全長は4mm長い4755mm、全幅は21mm拡大して1841mmとなっています。また最低地上高をアップさせたことで車高も1494mmと高くなりました。タイヤサイズは225/55R17サイズが標準で、オプションとして18インチ、19インチタイヤも用意します。
エンジンは、1.5リッター直列4気筒ターボと2リッター直列4気筒ディーゼルターボの2種類を用意。新型Cクラス同様、ISGによりすべて電動化されています。
外観は、フロント部にクロームメッキ化されたトリムとシングルルーバーのラジエーターグリルが特徴です。またハイグロスクロームのアンダーガードが目を引きます。
さらにサイド部には、マットダークグレーのホイールアーチを装備。サイドスカートからリアにかけて、同色に塗装されます。またリアに新デザインのマルチセッションバンパー、専用のロードシルガード、アンダーガードが装着され、オフローダーとしての力強さを強調しています。
オールテレインモデルはアバンギャルドの外観をベースにしているため、ウエストラインのトリムやサイドウインドウまわり、ルーフレールなどはポリッシュドアルミニウム仕上げになっています。
インテリアもアバンギャルド仕様になっており、ブラック、マキアートベージュ/ブラック、シエナブラウン/ブラックと3種類のカラーバリエーションを選ぶことが可能です。
室内の使い勝手は新型Cクラス ステーションワゴンと変わらず、荷室容量は490リッターから最大1510リッターを確保。また後席は40:20:40の分割可倒式となります。さらに標準装備の「イージーパックテールゲート」は、イグニッションキーのボタン、運転席ドアのスイッチ、そしてテールゲートのリリースハンドルを用いてボタンひとつで簡単に開閉可能です。
ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGの取締役会メンバーであり、販売部門を担当するブリッタ・ゼーガー氏は「1982年以来、1050万台以上を販売してきたCクラスが、いかにお客さまに支持されているかを物語っています。新型Cクラス オールテレーンは、セダンやステーションワゴンモデルと並んで、強力なラインナップに新たなバリエーションを加えることになります」とコメントします。
新型Cクラス オールテレインのドイツでの車両価格は、204馬力/300Nmを発生する1.5リッターガソリンターボエンジンを搭載した「C200 4MATIC オールテレイン」が5万3014.50ユーロ(日本円で約690万円。付加価値税VAT19%込、以下同)、200馬力/440Nmを発生する2リッターディーゼルターボエンジン搭載の「C220d 4MATIC オールテレイン」が5万5394.50ユーロ(約720万円)です。
日本での導入は未定ですが、Eクラス オールテレインも日本に導入され人気モデルとなっているだけに、2022年前半には日本上陸する可能性が高いと思われます。
日本導入希望
やっぱりクロスオーバーSUVはハッチバックよりも
ステーションワゴンがベースになってる方がかっこいい