「ランクル200」ラストランで市販車9連覇に挑む! ダカールラリー参戦発表会を開催

トヨタ車体は2021年11月19日、愛知県豊田市にある「さなげアドベンチャーフィールド」にて、ラリーチームである「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」のダカールラリー2022参戦発表会を開催しました。

ダカールラリーは2022年1月2日からサウジアラビアで開催

 トヨタ車体は2021年11月19日、愛知県豊田市にある「さなげアドベンチャーフィールド」にて、ラリーチームである「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」のダカールラリー2022参戦発表会を開催しました。

チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)のダカールラリー2022参戦車両。こちらはフランス人ドライバーが運転する2号車
チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)のダカールラリー2022参戦車両。こちらはフランス人ドライバーが運転する2号車

 ダカールラリー2022は、2022年1月2日から14日まで、サウジアラビアを舞台に開催されるラリーで、計13日間、12ステージで戦われます。

 TLCは過去1995年から市販車部門に参戦。「ランドクルーザー200」シリーズでは、2009年より過去13回にわたり参戦してきたといいます。南米大陸やアラビア半島の厳しい路面を走破し、市販車部門11回の優勝と2回の準優勝という成績を収めてきました。

 ランドクルーザーは2021年8月に14年ぶりのフルモデルチェンジをおこない300系に進化しましたが、ダカールラリーの市販車部門規定で、一定の生産台数をクリアする必要があるため、ランクル300でのダカールラリー参戦は2023大会からとなります。

 ランクル200シリーズとしては最後の挑戦となる今回は、「ワン・ツーフィニッシュで9連覇」という目標を掲げています。

 TLCのチーム監督、角谷裕司さんは「これまで13回という長い間、ランクル200とともに戦ってきました。そのラストランということで非常に感慨深いです。この1年はコロナ禍ということで、フランス人のチームメイトなどと全員で集まる機会が少なくなり、コミュニケーションを取るのも従来どおりとはいかなかったのですが、オンラインミーティングなどを重ねたこともあり、ダカール本番では現場で状況に応じて判断できると思います。しっかり9連覇という偉業を皆さまに届けたいと思います」とコメントしました。

 また1号車ドライバーの三浦昂選手は「ランクル200は、少年だったボクが憧れた特別なクルマです。自分自身の手で優勝をプレゼントしたいと思います」と熱く語りました。

三浦昂選手(中央)と日本人メカニックの中武祐太さん(右)、穴見直樹さん(左)。ドライバーはトヨタ車体の社員、メカニック2人は福岡トヨタ自動車の社員だ
三浦昂選手(中央)と日本人メカニックの中武祐太さん(右)、穴見直樹さん(左)。ドライバーはトヨタ車体の社員、メカニック2人は福岡トヨタ自動車の社員だ

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 今回のチームの大きなトピックとして、タイヤを従来のBFグッドリッチからトーヨータイヤに変更したことが挙げられます。

 新たに開発されたオープンカントリーM/T-Rというオフロード用タイヤは、10月に開催されたダカールラリーの前哨戦、モロッコラリーでも活躍したといいます。

 三浦選手は「ダカールラリー2022では新たにタイヤを開発してもらい、新しいチャレンジに挑みます。今回の大会はサウジアラビアの南部が中心で、深い砂丘が多いステージが続くと予想されますが、すべての砂丘を一度もスタックすることなく走りたいと思います。難しい夢なのかもしれませんが、必ず叶えたいと思っています」とコメントしました。

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