トヨタ新型「bZ4X」ド派手カラーを初公開! 斬新デザインにレッドカラーが個性的! 日本と異なる米国仕様とは

米国トヨタは、新たなEVシリーズである新型SUV「bZ4X」の現地仕様を2021年11月17日(現地時間)に発表しました。どういった特徴があるのでしょうか。

トヨタ「bZ4X」の米国仕様が世界初公開!その特徴とは

 米国トヨタは、トヨタの新たなEVブランド「bZシリーズ」の第1弾となる新型SUV「bZ4X(北米仕様)」を2021年11月17日に発表しました。

 すでに日本仕様の一部詳細は公表されていますが、米国仕様にはどういった特徴があるのでしょうか。

世界初公開された斬新デザインのトヨタ新型「bZ4X」
世界初公開された斬新デザインのトヨタ新型「bZ4X」

 トヨタは1997年に世界初の量産ハイブリッド車(HV)である「プリウス」を発売してから、現在にいたるまでEVやHVなどさまざまな電動車を生み出してきました。

 2025年までには世界で約70台の電動モデルに拡大する予定で、今回登場したbZシリーズからは7車種導入する計画です。

 bZシリーズは、中国や米国、欧州、日本など、EVの需要や再生可能なエネルギーによる電力供給の多い地域で、多くのユーザーから支持されることを目指しています。

 2021年10月下旬には、bZ4Xの日本仕様が明らかとなりましたが、今回公開された米国仕様は日本仕様とほぼ同じ仕様のモデルとなっています。

 ボディサイズは、全長184.6インチ(約4690mm)×全幅73.2インチ(約1860mm)×全高64.9インチ(約1648mm、アンテナを含む)、ホイールベースは112.2インチ(約2850mm)と、日本仕様と同じサイズです。

 車両重量は4232ポンド(lbs)から4420ポンド(約1920kg-2005kg)、最小回転半径は18.8フィート(約5.7m)となっています。

 エクステリアは、「Hi-Tech and Emotion」をテーマに、先進感と力強さが両立されているデザインとなっており、フロント部分は空力設計によるコーナー部と上下に薄いバンパー形状によって独自性を表現。

 リア部分は、リアコンビネーションランプ、バックドア、バンパー部分がタイヤへ向かう台形のテーマとしており、力強さが感じられます。

 インテリアは、低い位置にインストルメントパネルが設定されており、解放感を創出。

 プラットフォームには、スバルと共同開発されたトヨタ初の「e-TNGAプラットフォーム」が採用されているため、足元の広さはミディアムセグメントSUVトップレベルとなっています。

 また日本仕様のステアリングには、従来車と同様の丸形ステアリングと、ステアバイワイヤシステムと異形ステアリングホイールが組み合わされたトヨタ初の「ワンモーショングリップ」の2種類が設定されています。

 ステアバイワイヤシステムについて、日本の新型bZ4Xの担当エンジニアは、「ステアバイワイヤシステムは、まず中国市場向けとして導入し、その後はその他市場向けに展開していきます。2022年の発売以降に順次装着車を設定し、基本的には同じ市場にふたつのステアリングを設定します」と説明していましたが、今のところ米国仕様の発表では言及されておらず、「ワンモーショングリップ」がどのように設定されるのかは明らかになっていません。

 走行性能は、薄型大容量電池パックが床下平置きに配置されており、低重心化を実現し、優れた走りを発揮します。

 XLEのFWDモデルでは1回の充電あたり最大250マイル(約402km)の航続距離とされています。(※メーカー推定範囲)

 また、スバルのAWD技術である「X-MODE」(AWD車、トヨタ初)が採用され、回頭性や操縦安定性の向上を実現。

 さらにX-MODEの新たな機能として「Grip-Control」が搭載され、モーター駆動の特性を活かして日常使いからライトオフロード以上の走行と幅広いニーズに対応しています。

 日本仕様では、アウトドアや災害時など給電器を接続して大出力の電力を住宅や家電に供給可能なDC外部給電機能(V2H/V2L)が搭載されていますが、米国仕様にも採用されるかは明らかになっていません。

 安全性能には最新の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティーセンス)」が搭載。

 このほか、環境への安全な取り組みとして、世界トップレベルの電池容量の維持率の確保や、リユースやリサイクルへの取り組みも推進されています。

 今回公開されたbZ4Xについて、米国トヨタのマイク・トリップ氏は以下のように説明しています。

 「ゼロミッションで爽快な走りを実現したbZ4Xは、電動車のラインナップを拡充する上で、良きタイミングで市場に投入されました。

 今後もトヨタはお客さまのニーズを満たす製品を提供し、カーボンニュートラルな未来に向けて前進していきます」

※ ※ ※

 また、今回米国仕様のリリースページでは、新たなボディカラーが公開されており、白(limited Windchill Pearl)と赤(XLE Supersonic Red)を見ることができます。

 発売は、日本仕様と同様に2022年半ばとしており、今後米国仕様の詳細については、順次公開される予定です。

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