ホンダに続くは韓国車か 自動運転レベル3をジェネシス「G90」に搭載! 技術革新進むヒョンデとは
2022年に「レベル3」をジェネシス G90で導入へ
ホンダを皮切りに、いくつかのメーカーが近日中に「レベル3」相当の自動運転機能を備えたモデルを市販すると見られていましたが、韓国の現代自動車グループは、2022年中に発売するジェネシス「G90」の新型モデルに「レベル3」の自動運転機能を搭載する予定であることがわかりました。
2021年11月10日におこなわれた現代自動車グループ開発会議の基調講演で、同社で自動運転技術の開発担当責任者を務めるジャン・ウォンジョン氏が明らかにしました。
同講演でジャン氏は、現代自動車グループが「今後『スマートモビリティグループ』を目指していく」として、現状の技術開発状況と将来のロードマップについて話しました。
「レベル3」の自動運転技術が搭載されるG90は、現代自動車グループの高級車ブランドとして2015年に立ち上がったジェネシスのフラッグシップセダンであり、北米などではレクサス「LS」やメルセデス・ベンツ「Sクラス」のライバルとして、高級車市場でしのぎを削っています。
G90という名が与えられたのは2018年のことですが、それ以前にも2015年から「EQ900」の名で販売されていたため、登場からすでに6年あまりが経過しており、フルモデルチェンジが噂されているタイミングでした。
ホンダセンシング エリートを搭載したレジェンドは、ベースモデルを大きく上回る1100万円の価格となっており、「レベル3」の自動運転技術のコストの高さがうかがえます。
一方、G90は車格自体はレジェンドよりも上であるものの、北米でのベースモデルの価格帯は、日本におけるレジェンドの価格とそれほど大きくは変わりません。
どのような技術が搭載され、価格はどの程度になるのかが今後注目される部分となります。
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日本では正規販売されていないということもあり、馴染みの薄い韓国車ですが、2009年の日本乗用車市場からの撤退後、着実に技術力を上げつつあるといわれています。
今後の自動車産業にとっての最重要項目のひとつである自動運転分野において、現代自動車グループがどのようなアプローチをしていくのかに注目です。
「ヒョンダ」の誤植ではないでしょうか?