下水汚泥から「究極のエコカー」の燃料製造 国が実現性検討へ
“究極のエコカー”といわれる燃料電池自動車。その燃料である水素を下水汚泥から製造する技術について、国が実現性の検討を始めます。
福岡市の下水処理場で実証中
国土交通省は2015年10月16日(金)、下水汚泥から水素を製造する技術について、実現に向けた検討を行う委員会を設置すると発表しました。
水素は、“究極のエコカー”といわれる燃料電池自動車(FCV)のエネルギー源ですが、安価で大量生産する技術がまだありません。そこで同省は、毎日大量に発生する下水汚泥から化学処理で水素を取り出す技術に着目し、福岡市にある下水処理場で実証実験を行っています。
今回設置される検討委員会は、この実証実験について「技術面、制度面、経済性などの課題や、その解決策の検討などを行う」(同省)ものとしています。
同省では、この検討委員会を年度内に3回ほど開く予定で、10月22日(木)に第1回の会合を行います。
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提供:乗りものニュース