ホンダ新型「インスパイア」正式発売! 32年目の刷新で新顔に進化 ターボ設定の旗艦モデル 中国で登場
ホンダの中国における合弁企業「東風ホンダ」は、2021年11月12日に新型「インスパイア」を中国市場で発売しました。どんなモデルなのでしょうか。
全長が延長され、フェイスリフトも実施
ホンダと東風汽車の合弁企業「東風ホンダ」は、2021年11月12日に新型「インスパイア」を中国市場で正式に発売しました。
インスパイアは、日本市場でもかつて販売されていた高級セダンですが、中国市場ではどんなモデルとしてラインナップされているのでしょうか。
日本では1989年から2012年まで5世代にわたって販売されたインスパイアですが、中国市場で2018年に車名が復活。
ホンダは中国で、東風ホンダのほかに広州汽車の合弁会社「広汽ホンダ」も展開していますが、広汽ホンダが中国仕様の現行「アコード」を取り扱うのに対し、東風ホンダではアコードの姉妹車としてインスパイアを取り扱っている状況です。
東風ホンダのセダンのなかで最上級モデルとしてラインナップされるインスパイアは、今回のマイナーチェンジでフロントバンパーの形状変更を伴うフェイスリフトを実施。
ボディサイズは全長4924mm×全幅1862×全高1449mm、ホイールベースは2830mm。従来より全長が14mm延長されています。
シルバーとグレーの新色がボディカラーに追加されているほか、ターボ仕様ではシャイニーブラック仕上げの5本スポーク18インチホイールの設定が追加されました。
内装は、横長デザインの10.25インチディスプレイオーディオがインパネ中央に装備されたほか、スマートフォンのワイヤレス充電、リアカップホルダーのアンビエントライトなどを装備。
また、冷却にかかる時間を41%短縮したシートベンチレーション機能も採用されています。
搭載されるパワーユニットは、1.5リッターターボエンジンと2モーターハイブリッドシステム「i-MMD」の2種類です。
ターボ仕様は最高出力194馬力・最大トルク260Nmを発揮。ハイブリッド仕様は駆動モーターが最高出力184馬力・最大トルク315Nm、エンジンが最高出力145馬力・最大トルク175Nmというスペックです。
走行モードとしてノーマル・コンフォート・スポーツの3つを選択することが可能で、個々の運転ニーズに応えます。
足まわりにはアダプティブダンピングシステム(ADS:電子制御可変ダンパー)を装備。0.002秒単位で減衰力を調整することで、東風ホンダが「魔法の絨毯のよう」と表現するほどの、優れた乗り心地を実現します。
先進装備として、「ホンダコネクト3.0 スマートコネクトシステム」を搭載。各種音声操作や、カーホームコネクティビティ、OTAオンラインアップグレードなどに対応します。
運転支援システム「ホンダセンシング」も進化。渋滞運転支援機能が追加されたほか、ソフトウェアのチューニングによりACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKAS(車線維持支援システム)が最適化されました。
東風ホンダ(東風本田汽車有限公司)の副社長を務める潘建新氏は、新型インスパイアについて次のようにコメントします。
「新型インスパイアは、緊張感はあるが威圧感はなく、力強さはあるが圧迫感はなく、行動力はあるが衝動的ではありません。
外観のスポーティさと落ち着いた雰囲気のバランスが絶妙で、深く魅力を感じることのできるモデルです」
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東風ホンダが「5世代の継承と32年間の改良を経て、再び進化した」と謳う新型インスパイアの価格は、ターボ仕様が17万9900元から21万5900元(日本円換算で約321万円から約386万円、1元17.86円で計算)、ハイブリッド仕様が19万9900元から25万5900元(約357万円から約457万円)に設定されます。
この32年目の大刷新されたインスパイアしかり、アコードしかり、シビックしかり
皆、いいクルマには違いが無いのでしょうけれど、最近のホンダの新車は間違い探しですか?
カムリのライバル的位置付けで正解?
日本仕様のアコードも、中国仕様を見習って欲しい。
白や黒内装は味気無い。